『BEAMS PLUS TIMES』、いつもご購読頂き誠にありがとうございます。お待たせ致しました。11月号お届けに参りました。
全国的に気温も下がり、日中は非常に心地よいシーズンが到来致しました。四季の中では秋が1番活発的になれるシーズンだと思うのは私だけでしょうか。秋で思い浮かぶのは『○○の秋』というワード。BEAMS PLUSには洋服のみならず、様々な趣味を持つスタッフも多いです。
今回はそんなスタッフの『○○の秋』について取材してきました。
それと、BEAMS PLUSのラジオ局『プラジオ』でも一定数の支持(!?)を得ている金曜レギュラーの山田兄弟より、新コーナーも登場します。
それでは、『BEAMS PLUS TIMES』スタートです。
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『スポーツの秋』~BPテニス部・湘南出張編~
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BEAMS PLUS TIMESをいつもご愛読いただいている皆様、初めまして、Mr.Check ことビームス プラス 有楽町の神本と申します。ご存じない方がほとんどかと思いますので、軽く自己紹介をさせて頂きます。昨年の9月からビームス プラス 有楽町のスタッフとして加入致しました。約1年が経ち少しづつ慣れて来ましたが、まだまだ取るに足らない未熟者の私です。是非ご機会がございましたらビームス プラス 有楽町にてお待ちしております!Mr.Check ?? と頭にハテナマークを浮かべてる皆様の姿が想像付きますが、こちらの答えはぜひビームス プラスのラジオ局「プラジオ」の隔週土曜日にお送りしている「TRADMENのAll Night BEAMS+ #10」をご視聴頂けると幸いです。
余談が長くなってしまいましたが、今回は「スポーツの秋」という事でテニスにフォーカス。紳士のスポーツとして世界中から愛される伝統的な球技。今回お邪魔させて頂いたのは、神奈川県茅ヶ崎市に位置するパーム・インターナショナル・テニス・アカデミー様。茅ヶ崎の自然に囲まれた、都会の雑踏を忘れさせてくれるムード溢れるリラックス空間でした。
参加メンバーは、ベテランテニスプレイヤーである〈DIP〉デザイナー田口成彦氏をお招きし、スポーツ万能の当レーベルディレクターMZO、現役時代県選抜に選ばれた経験のあるBEAMS PLUSのオンラインショップ担当の重藤、高校時代に県ベスト32の実力であるバイヤー スイーツ佐久間、ビームス プラス 原宿に在籍しているソフトテニス経験者グラマラス藤井、ソフトテニス歴11年の神本の6人。
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それでは、改めて選手のご紹介。どんなスタイルを見せてくれたのか!?まずは、プレースタイルよりも、ファッションスタイルをご紹介します。
まずは、田口選手。現在も週に1度テニススクールに通われている現役バリバリの田口氏。テニス歴は約20年とのこと。普段からスクールで着用されているテニススタイル。トップスは本人が手掛ける〈DIP〉のナイロン素材のプルオーバーブルゾン。田口氏はこの下に三枚インナーを着用されていましたが、それでも余裕のあるゆったりとしたフィッティング。サーモンピンクのショーツの刺し色が素敵です。
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続いては、我らBEAMS PLUSのディレクターMZO。
拘りが詰まったストリート × アウトドアのミックススタイル。今回のテニスコートの色はブルー。全米オープンのセンターコートと同じ色。そこからNYスタイルにフォーカスした、ヤンキースのニットキャップ、スウェットのセットアップでNYのストリート感をスタイリングに表現。着用しているテニスシューズは、アメリカの老舗テニスシューズブランド〈K・SWISS〉。スキーブーツの機能性をテニスシューズに組み合わせたアウトドアミックス。アウターは今シーズンMZO一押しの、〈BEAMS PLUS〉ウールチェック カモフラージュプリントのアドベンチャーシャツ。頭から靴まで抜け目ないスタイリング。
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現在はOnline Shopの裏方作業に周り中々スタイリングを披露することがありませんが、クラシックなスタイリングを見せてくれた重藤。
現在ではあまり見かけなくなってしまった、テニスをする上でのドレスコードといえるクラシックなアイテムをメインにコーディネート。英国の伝統的なブランドのクリケットベストにアーガイルニットポロを合わせ、ツイード生地のジャケットで紳士の国イギリスを彷彿とさせる素材、柄を合わせたクラシックスタイル。
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そして、今回のテニスの主役!?となるであろう、バイヤー スイーツ佐久間のスタイリング。
茅ヶ崎といえば、湘南の海を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。彼の考える湘南のイメージとテニスを連想させるアイテムをスタイリングに表現。1950年から60年代に流行したレタードカーディガンにオックスフォードシャツ、プレッピーなアイテムを中心に、彼が良く着用しているのを目にする〈Nigel Cabourn〉別注のカーゴパンツ。ミリタリーパンツでありながらチノトラウザーズのディテールが盛り込まれており、あくまでプレッピースタイルを貫く拘りが。シューズは湘南の海を感じさせる〈Sperry Top-Sider〉別注CVOのネイビーをチョイス。使用しているラケットは〈Prince〉のBEAMS別注モデル。”PLUS”と”Prince”の「P」とBEAMSと言えばオレンジという事でガットの振動留めまで拘り抜かれた、まさにPLUS人。
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そして、過去P.IVYと名乗っていた彼は、どんなスタイルで登場したのか!?お得意のグラマラスFit全開で登場したアクティブなスタイリング。やはり、P.IVYとは過去の名残か・・・。茅ヶ崎・湘南という土地柄にフォーカスし、爽やかなカラーリングを意識し砂浜を駆け抜けたくなるような軽快さが感じられる装い。10年、いや15年ぶりのスポーツということで、今回のテニス会の台風の目であり、参加者をあっと驚かせる様なミラクルプレーが…。後ほどプレー中の写真でご紹介。
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そして最後は、私のスタイリングを。
テニスと言えば欠かせないのはクラシックスタイル。絶対に外せないマストアイテムとしてクリケット柄のニットとボタンダウンシャツの組み合わせ。有楽町スタイルであるタイドアップも欠かせません。ホワイトのパンツで合わせたい所ではありますが、それではコスプレになってしまう。BEAMS PLUSが追求するのは、過去のアイテムからインスピレーションを受け、そこから現代を生きる私たちが着用し易いようにアップデートする事。動きやすさと現代らしさを加える為にスウェットパンツをチョイスしました。
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テニス経験者がほとんどですがケガだけはしないように入念にウォーミングアップ。
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注目して頂きたいのは、実際にテニスをプレーする際のスタイリング。テニスコートに登場するスタイルとプレースタイルでスタイリングの雰囲気がガラッと変わっているメンバーもチラホラ。そこには各々の拘りのポイントが。
MZOの拘りポイントは、プレースタイルの装いは王道のクラシックスタイルを継承。テニスと言えば間違いないホワイトカラーをベースに、ウィンブルドンのセンターコートを彷彿とさせる、グリーンカラーのショーツでのコーディネート。ショーツは昨シーズン大好評頂いていたBEAMS PLUSのミリタリーアスレチックショーツ。 スタッフの中でもかなり盛り上がっていたアイテム、ランニングやフットサル、実際にスポーツをする場面で着用はもちろん、アウトドアの雰囲気のアイテムとのコーディネートでカジュアルスタイルも良し。
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中学生時代に県の代表に選出された経験をもつ重藤、学生時代にスポーツウェアを着用し尽くしたので、スポーツスタイルに見えない様にシューズ以外は同じアイテムでクラシックスタイルを貫くのが拘りポイント。着用しているシューズも70年代にテニスプレイヤー達の足を装ったアディダスのテニスビンテージモデル。ネイビーを基調とするコーディネートに軽さを演出。
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ミリタリーアスレチックを連想させるグリーン・オリーブカラーで纏められたコーディネート。プレースタイルと登場スタイルどちらも自身の好きなスタイルを欠かせずに盛り込んでいるのがさすがの拘り。私も着用しているBEAMS PLUS バックフリース ミリタリーライナーは、ウォームアップや身体を動かす上での相性が抜群に良く、裏地のフリースが身体を温め着用感も軽く、ラケットを振っても全く違和感は全くございません。先月のBEAMS PLUS TIMES で取り上げられていた、キャンプでも着用していました。オススメです。
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グラマラス藤井の、拘りポイントはテニスと言ったらグリーン!!これでもか!と、キャップからソックスのリブの部分までグリーンカラーを盛り込んでいます。グリーンカラーで統一されていますが、着用している色味に濃淡がある為、一つ一つが同じカラーに見えないのがミソ。着用しているシューズは、過去に展開していた〈CONVERSE〉の別注モデル スキッドグリップ。1940年代にテニスシューズとして販売されていたのがルーツ。テニスをする上でもってこい?のシューズ。購入時よりも自身のウェイトがアップデートされている為、シューズから悲鳴が聞こえたとか。
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軟式ではありますが中学から大学まで青春を捧げてきた大好きなテニス。テニスコートに足を踏み入れる時は、必ずテニスシューズでというのが自分なりの鉄則。現役時代の沢山の思い出が詰まったテニスシューズを着用。テニスとなるとスイッチが入ってしまい、動きやすさを重視したスポーツスタイルを意識したスタイリング。スイーツ佐久間も着用していたミリタリーライナー、このアイテムはマチガイナイです。インナーには紳士のスポーツらしく襟付きのシャツは欠かせず、昨シーズンの〈Munsingwear〉別注ポロシャツを着用。上下ホワイトカラーで統一し、トラディショナルなテニススタイルを意識しました。
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それでは実際のプレーシーンをどうぞ!!
田口氏の柔軟な膝をバネに繰り出されるサービスは回転数と重さを兼ね備えており、リターンするのは至難の業。
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ラファエル・ナダル選手を彷彿とさせるサウスポーのスイーツ佐久間。甘い名前とは裏腹に、高身長から繰り出される横回転のサービスは甘さを微塵も感じさせませんでした。
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テニス初心者らしい可愛げなサービスを打つMZO。これが意外と入るんです!
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テニスをするのは15年以上ぶりでソフトテニス経験者、ソフトテニスと硬式テニスは似てるようで全く違うスポーツなので、初心者以上に難しく感じる(私の経験上)筈なのですが、意外や意外お上手なんです!グラマラスなサーブかと思いきや、肩の負担も考え、優しいサーブでした(笑)
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とは言え、BEAMS PLUSクルーはブランクメンバーばかり。名(迷)シーンも多かったですが楽しく2時間プレー。
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今回のテニス会グランドフィナーレを飾る試合はMZOとグラマラス藤井によるシングルス。前後左右に揺さぶり、グラマラス藤井を走らせる作戦のMZOでしたが、逆に走らされ…食らいつくMZOの接戦。
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気になる勝敗は、、、、、グラマラス藤井に軍配!!
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*笑顔とは裏腹に溢れんばかりの悔しさが背中から伝わってきました。
最後に一同が向かったのは、会場から徒歩約5分の所にある、懐石料理店の松屋様にお邪魔させて頂きました。店内は落ち着いた雰囲気で日本古風の庭園があり、旅館に来たような風情のある時間の流れを忘れさせてくれる素敵な空間でした。お昼時で店内は地元の方で賑わっており自身の地元にもあったらいいなと
しみじみ。
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昭和62年 1987年に開業され、35年の歴史を持つ松屋様。開業当時からゆかりのあるスタッフの方からオススメの料理を教えて頂きました。海鮮料理を得意としており、イチオシのランチメニューは刺身定食。三崎港で取れた新鮮な魚をシーズンに合わせて盛り合わせ。食べるのが勿体無くなってしまい、ゆっくりと時間をかけて味わって頂きたいです。私が注文したのは大海老天丼。どんぶりから溢れてしまっているプリプリ触感の大海老。我を忘れて食べ進めてしまいあっという間に食べ終えて後悔の念が積もります。現在はディナーの時間帯も営業しており、オススメは焼物御膳。今回はお目に掛かれなかったのですが次回お邪魔する際は迷わず注文したいと思います。
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今回は〈DIP〉デザイナー 田口成彦氏をお招きし、テニスは年齢を問わず誰もが楽しめるスポーツだと改めて感じる事が出来ました。BEAMS PLUSクルーは、この機会にテニス部発足し、打倒田口氏をスローガンに活動して参りたいと思います!今回はこの様な貴重な機会を頂き誠に有難う御座いました。是非また機会がございましたらリベンジさせて下さい。(笑)
ありがとうございました!
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『趣味の秋』~ブラプラ散歩・古本まつり編~
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みなさま大変お待たせいたしました!『趣味の秋』ということで、2021年8月号振りのブラプラ散歩・古本まつり編です。前回は三省堂西武池袋本店での古本まつりを取材させていただきましたが、今回は古本の聖地神田神保町で開催された、神田古本まつりに行ってきました。
言わずと知れた古本の街神田神保町。一つの地域にこれだけの古本屋が集まっている場所は世界中探しても他にはありません。私も大阪から東京へ転勤が決まった際、神田神保町に行きたいときに行けるようになるんだ…という喜びが何よりも勝り興奮していたのを覚えています(笑)
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神保町駅A1出口から小川町方面へというのが私が神田神保町を攻める時のルートです。
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今回はイエローのダウンベストがまる被りした佐久間と
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古本と言えばこの方!ウエアハウス敏腕広報の藤木さんとブラプラ散歩に行ってきました。
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早速、散策開始。私はほぼ空のL.L. Beanのラージトートを。買う気満々です。
そして人混みの中ではぐれてもすぐに見つかるようにイエローのダウンベストを(笑)
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神田古本まつりは靖国通り沿いの歩道に露店がズラーっと並ぶのが特徴的です。専修大方面から小川町方面に向かうと左側が露店右側が店舗となります。
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私たちは平日初日のオープンに合わせて参戦したのでこれでもまだ人は少ない方です。小池都知事によるテープカットも行われていました。イエローが目立ちますね(笑)
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どこで何が発見されるかわかりませんので、どんな隙間も見逃しません。
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それぞれ棚を掘ってはあーだこーだ言いながらあっという間に古本屋街の一番端にある「源喜堂」さんまでやってきました。
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http://www.genkido.jp/fhan/
源喜堂さんは和・洋画集、評論、工芸、建築、現代美術、デザイン、写真集など美術系全般に強く、ファッション関連の書籍・洋書の取り扱いもあります。洋服の資料やイメージソースになるような本が多く私もよく利用させていただいております。
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源喜堂さんといえばこの帯ですね。大量の洋書の背を追っていくのは目が疲れてしまいますが、こ手書きの帯のおかげでかなり探しやすくなってます。ほとんどの本に付いていて、本に対する愛情を感じます。
この時点で私が購入したのは1冊のみ…。
今日は無いことの確認かなぁ〜と思っていたその時に
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大量の「LIFE」と「HOLIDAY 」を発見!私の場合、程度が悪くても後々コラージュの素材になるので気にしません。
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佐久間もいい買い物ができたようです。
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最初とトートバッグの膨らみが違うのがお分かりいただけますでしょうか。さて、お昼時。向かった先は神田神保町といえばのこちら。
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神田神保町は古本の街でもありますが、カレーの街でもあります。古本まつり期間中にカレー選手権も開催されています。その後はコーヒーで一服。
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コーヒー飲みながら、戦利品のページを捲る至福の時間です。客観的に見たらこんな顔してるんですね…(笑)久しぶりのまとめ買いで笑いが止まりません。
さて、各自の戦利品を見てみましょう。
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藤木さんの戦利品。
「FLYING THE MAIL」はチャールズ・リンドバーグやアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリなど、命を賭けて郵便物を届けた初期の航空業界のパイオニアたちの冒険を振り返った一冊。GO!GO!岡田が旬ですね(笑)
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続いて、佐久間の戦利品。洋服屋にとっては名著ばかりですね。
all american、BANANA REPUBLICは源喜堂さんで入手。私と藤木さんにアレ買っとけコレ買っとけとおススメされるがまま購入。古本初心者ほど戦利品は充実した内容になります。
最後に私の戦利品。
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1940~60年代のHOLIDAY10冊にLIFE8冊の合計18冊。久しぶりの大口購入でした。HOLIDAYは富裕層向けの旅行雑誌ですが、表紙・内容デザインが秀逸。
ピンポイントで欲しい本があればネットも便利ですが、こういったあっと驚く出会いはやっぱり現地を歩き回ってだなと改めて実感した1日でした。
機会があればまた長谷部&藤木の古本おじさんコンビ+若手で古本ツアーやりたいと思います!
ではまた!
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