『BEAMS PLUS TIMES』、いつもご購読頂き誠にありがとうございます。お待たせ致しました、5月号お届けに参りました。
今月号は特集の後編です。若者たちの歴史と文化を変えた伝説の雑誌。一体何が語られるのか。
Pick Up Itemではバイヤー サミュエル金子が〈Engineered Garments〉の別注アイテムについてご紹介。どこよりも早くご紹介いたします。
Infomationでは〈OLD SOLDIER〉のPOP-UP SHOPについてビームス 辻堂の窪がご紹介いたします。
それでは、『BEAMS PLUS TIMES』スタートです。
『~SKI LIFEとMade in U.S.A catalog~若者のライフスタイルを大きく変えた伝説の雑誌に迫る(後編)』
前編では、初のアメリカ取材から感じた、アメリカ物品の本質ということでワークブーツやレザーベルトの取材に成功しました。後編では『SKI LIFE』のページを照らし合わせながら、タイムリープした気分を楽しんでいただければと思います。では後編スタートです。
 
『SKI LIFE』の誕生~スキーの本だけど、スキーじゃない~
コ)71年に次郎さんは平凡出版を辞めて、読売新聞社時代に『SKI LIFE』2冊と『Made in U.S.A catalog』2冊をつくった。そのあとに『POPEYE』をつくる為に平凡出版に戻った。
 
イ)これができたきっかけは知り合いがスキー雑誌をつくってくれないかと相談があったから。その時に小林さんとスキーにいこうと決めた。そこでスキー大好きなやつを連れて行こうと思ったわけ。それが馬場ちゃんね。それで74年にアラスカに行ったんだよ。
 
コ)アメリカでスキー特集といっても何やろうかなんて何も決めてなかった。だけどホットドッグってフリースタイルスキーの先駆けをやっていた。それまで日本ではレースのスキーしか知らなかったから記事にした。
イ)表紙に”スキーについて考え直す本”と書いている通り、もっと違う面白さを見つけましょうってことでこの言葉を使った。つまり違うものをこの雑誌はやるよって遠慮がちに言ってるんだよ。日本と外国は違うよって。
 
コ)60年代が終わり、70年代になってアラスカで見つけたのが健康志向、自然志向に向いている若者たち。丸太小屋を自分たちでつくってタダで住み、色んなものを全部自分たちで工夫して暮らしている。お金もないから自然に自然な暮らしをしているんだよ。
イ)70年代前半にニューヨークで取材したときに見たヒッピーも変わっていた。車社会のアメリカで歩いて旅行していたり、公園の中では青い空の下で皿を投げている。その皿がフリスビーだったわけ。運動しているんだよ。確実に変わってきていた。それをアラスカで確信した。
 
コ)アラスカには面白い店がたくさんあった。日本にないアウトドアのお店がたくさんあった。特にシンボリックだったのはバンダナだね。初めてバンダナというものを知った。なんでインド風のモノがあるんだろうと思った。知れば知るほど面白くて、本当は第一次世界大戦の後には存在して、工場で働く女性が一番安い生地で髪を結んでいたのがバンダナ。それが最初に流行ったらしい。そのあとヒッピーのおかげだと思うんだけど、結局安物でなにか便利なものがないかと出てきたのがバンダナだった。
 
イ)アウトドアブームにも乗っかっていた。それまでヒッピーの象徴だったけど、それが若者のアイテムになった。それとカウボーイがマスクみたいに埃除けと覆面として使っていたね。アウトドアショップに行くとレジ横に必ずあるからつい買ってしまう。アウトドアの時代になるとなんでもなくなったものが復活したというのが他にもある。
 
コ)象徴的なものと言えばダウンベスト。もともとはカウボーイのモノだよね。当時、袖が邪魔だからダウンベストを着ていた。それで終わってたけど、その後ダウンジャケットが出てくるとダウンベストも流行った。そのときはCAMP7のダウンベスト。パッチアンドフラップに金のドットボタン、キドニーウォーマーがポイント。アメリカでは大流行していたけど、日本はまだ誰も着ていなかった。日本に帰ったときみんなで着て帰ったよね。そしたらヨットの帰りですかって言われたね。ライフジャケットと間違えられたんだよ。 これがダウンベストを紹介した記事。イラスト付き。
イ)本当にダウンベストは発見した感じだったね。羽毛服はたくさんあるのに袖がないだけであれだけ面白くなるなんて。羽毛服はもともとヨーロッパ、特にフランスだった。当時は高くて買えなかったね。これが結局『Made in U.S.A catalog』の土台になった。アラスカの後ね。流れをまとめると『SKI LIFE アラスカ』→『Made in U.S.A catalog』→『SKI LIFE コロラド』→『Made in U.S.A-2』という順番かな。そのあとに『POPEYE』だね。
 
だからすべての始まりは『SKI LIFE』のアラスカだった。
 
バ)当時はとにかく写真の量がすごかった。フィルムカメラは36枚しか撮れないから、もう戦場カメラマン状態です。当時トランクの半分ぐらいはフィルムだった。すごい量です。
 
イ)とにかくいろいろ撮って使った。家族写真をストロボの広告に使ったり。スキー板を持って行ったらそれを向こうで外国人に持たせて写真撮ったら出来上がり。もう外人モデルだってスポンサーから大喜びされたよ。そんなのばかりだった。VANの洋服も着させたり。こういうのもすごく喜んでもらえた。
バ)とにかくハプニングだらけ。今考えたら危ないことだらけ。すべては反射作業だね。反射的にできないとダメなんだよ。だからカメラもすこーしブレているのもある。
 
コ)なんでもそうだけどやろうと思った時にやらないとダメ。チャンスのときにやるかどうか。やるの面倒だけど、けどやってしまおうって気持ちが大切。撮っておけば何かに使える。今も気が付かないだけで絶対あるね。あると思うんだけどあると思わないだけだね。
 
イ)『SKI LIFE』の1号も2号も売上とかなにも考えないでやったよね。やりたいようにやった。けど結果的に大喜びしてもらえた。だから2号も『Made in U.S.A catalog』もできた。
 
バ)みんな総がかりでした。私もライターやっていたり。ベルトは人間の中心を締めるから重要である。改めて見てもいい言葉だ。
 
イ)だからスキーの本をつくりながら、スキーじゃないことが重要だった。けどやってよかった。そのあとに『POPEYE』をやるから終わらせた。永遠と読売新聞社からは次もやってくれって言われたよ。そんな『SKI LIFE』が大成功だったのを見て、世界の一流品カタログを作って欲しいと提案があった。それはイヤと断った。その後、木滑さんプロデュースで『Made in U.S.A catalog』をつくりたいってこっちの企画でやらせてもらえた。この『SKI LIFE』と『Made in U.S.A catalog』をやった読売新聞社の期間は非常に濃い2年間だった。
※画像左からKC、馬場さん、小林さん、石川さん
~編集後記~
伝説の雑誌『SKI LIFE』の歴史を変えた2年間はいかがでしたか。後日『Made in U.S.A catalog』を読み返してみました。すると。ワークブーツやベルトといったモノからアメリカのショップ、流行っているコトなど。
実際に取材後に改めて読んでみると、また違った視点で楽しむことができました。
古着屋に立ち寄ると、ついつい話題に挙がっていたアイテムを探してしまったり。
若者のライフスタイルを大きく変えたなんて少し大袈裟じゃないかと思ってましたが、実際に話を聞くと、そのリアリティさに驚きを隠せないことばかり。貴重なお話を聞くことができました。またこのような機会が出来るようにアンテナを張っておきます。では。
BEAMS PLUS バイヤー
佐久間 直樹

『Engineered Garments DOUBLE FRONT VEST』
2023年SPRING & SUMMER〈Engineered Garments〉の別注アイテム。今回はどこよりも早い情報をお届けします。
今回の別注のモデル名は”DOUBLE FRONT VEST”。
キーワードとして掲げた”DOUBLE FRONT”とは、前後ろ両方で着用できるデザインのこと。両A面として着用できるベストをデザイナー鈴木大器氏にお願いした。
この企画がどこから生まれたのかというと、半期に1度開催される別注組立会議で出てきた。というのも2021年SPRING & SUMMERで別注したConvertible Parka が好評で、その続編ができないかと皆考えながら2WAYで着用できるアイテムを話し合っていた。その一方でウエアから離れてギア的アイテムで別注するというBEAMS PLUSでもリリースしたことのない案も挙がっていた。
それはBAG案で、いわゆる収納力のあるラゲッジベスト的なデザインのアイテム。そんな2つの企画をミックスさせ、今回の別注案が決定していった。
今回のプレゼンシートである。
「アウトドアスポーツ、ミリタリーウエアにおいて、用途に合わせ道具として使用されていたVESTに着目。ウエアの上からレイヤードすることで、一体となる機能美とウエアがトランスフォームしたようなルックスが魅力。そんな魅力を今回前後の両デザイン共にフロント使い出来るVESTとして再構築していただきたい。」
とプレゼン。ミーティングの際には両A面で着用できるクラシックなアイテムの話なども交えながらアイデアを出し合った。
また今回のポイントとして両面共にポケットワーク、ディティールは可能な限りデザインして欲しいとリクエスト。
ブランドでも表裏で着用可能なウエアのデザインはしたことがあるが、前後で着用可能なウエアのデザインは初めてとのこと。面白がりながらデザインアイデアを考え、スケッチに起こしたりと盛り上がった。
その後、デザイン案が届いた。そこに描かれていたデザインはブランドらしさが惜しげもない程に表現された”DOUBLE FRONT VEST”だった。
今回のアイテムは片面はHunting & Fishingをテーマにデザインされている。
アメリカでディティールの王様といわれるブランドのデザインを彷彿させる左胸のあて布付きフィッシングポケットが象徴的で、その他にもパッチポケットやジッパー付きのスラッシュポケットが隙間なくデザインされている。
もう片面はMiltalyをテーマにデザイン。
ハーフジップスタイルでこちらもポケットワークが満載。
そして今回の”DOUBLE FRONT”を可能にしたのがネックのストラップディティール。首裏に固定することでネックポイントが固定され、ズレが無く着心地が良くなる。
このディティールは最初のミーティングより鈴木大器氏からすぐに出てきたディティールだった。
そしてもうひとつ脇下のサイドシームのディティール。こちらはスナップボタンとドローストリングの仕様でアウターの上からもレイヤード可能。
多彩なポケットワークでスラッシュポケットも使用しているため、裏側を隠す意図もあるが滑りの良い裏地付きでレイヤードしやすい仕様になっている。
今回はカラーとファブリックもブランドらしい素材で表現。
オリーブとネイビーはHunting & Fishing、ミリタリーの代表的なコットンリップストップとポプリンのコンビネーション。コンビネーションとなっているモデルは、Hunting & Fishingをブラウンキャンバス、Miltalyをデニムでデザインしている。
というコンセプトからディティール、ファブリック、カラーと魅力は盛り沢山。
シーズンレスで着用できるDOUBLE FRONT VESTはコーディネートを楽しませてくれるはず。
是非お楽しみ下さい。
BEAMS PLUS バイヤー
金子 茂
『BEAMS PLUSのNEXT百名品』
REMI RELIEF × BEAMS PLUS / 別注 Corduroy Shorts
38-25-0102-671
大好評のWebコンテンツ「BEAMSの百名品」。
そこには載せられなかった名品がBEAMS PLUSにはまだまだございます。
それらの名品を「BEAMS PLUSのNEXT 百名品」として紹介していきます。
 
コーデュロイって本来秋冬の素材なのにショーツになったとたん、真夏の雰囲気を醸し出します。ただし新品じゃいけない。あくまでも履きこんでクタクタになったものを自分でカットオフしましたっていうストーリーが大事。
BEAMS PLUSで長年販売し続けているREMI RELIFE別注のコーデュロイショーツが正にそれ。細畝のコーデュロイ素材に製品にしてから1本1本職人が施すエイジング加工はリアルに履き込んで日に焼けたような佇まい。カリフォルニアのサーファーを彷彿とさせます。
糸から硫化染しているので藍染ほど色落ちがせず、使うほどに程よく色が抜け独特の風合いがでます。既に加工して色落ちさせていますが着用と洗濯を繰り返すことでまだまだ変進開花していくのも楽しみの一つ。
ショーツ自体に存在感があるからシンプルなコーディネートでもOKな頼れる奴です。
レトロサーファーさながらのボーダーTシャツにビーサンでもよければ、白のボタンダウンシャツに素足にビーフロールのローファーなんて合わせもバンカラなアイビーリーガーみたいでカッコいいと思います。あ、BEAMS PLUSの皆様が大好きなシャンブレーシャツの腕を巻くって、なんて着こなしも男らしくていいですね。その時の足元はVANS × SSZ × BEAMS PLUSのスリッポン。1本で二度、いや三度美味しいショーツです。だからこそ支持されているし売れ続けているのではないでしょうか。
個人的なおススメは爽やかにコーディネートできるベージュと変進開花が楽しめること間違いなしのチャコールグレー。カラーバリエーションも豊富なので毎シーズン1本ずつ買い足していくのも一興です。

スタッフ投稿から気になる投稿をピックアップ!
『山の眼』
プラジオ金曜日レギュラー 山田兄弟のAll Night BEAMS+ で話題のコーナー『山の眼』
毎月初めに山田兄弟が独断と偏見で決めるこちらのコーナー。
気になったスタイリングを1つずつ選出し、そのスタイリングについて語り合う。そんな人気コーナーを月末のBEAMS PLUS TIMESでも選出することに。
まずは兄 広志から。BEAMS PLUSレーベルより、5月12日 みたにいくおさんのスタイリング。
「袖モノとショーツ、この時期がやってきた。三谷さんは特にこのイメージも強い。
オトナなら真似したくなる合わせのバランスではないでしょうか。
アクティブムードの新型ショーツに合わせた足下は軽快に夏を楽しめそう。靴下の丈感にも要注目。色は白をチョイスすることで清潔感も同居する。あるかないかで大違いなのは、全体がスポーティーなムードで纏まっているからでしょう。
インナー(dipの別注Tシャツ)にも気を配り、そのリラックス感のあるパターンと、長めの袖丈は一枚着しても何だか肩肘張らないオトナの余裕を感じる。
仕上げは4ボタンのシャツジャケット型。ショーツのテイストにマッチさせながら、そのマドラス × バティックのブロックプリントが、オトナらしさを演出してくれる。
この気温差のある時期に重宝するスタイリングになるのではないでしょうか。」
続いて弟 正志。BEAMS PLUSレーベルより、5月1日 藤井 洸太さんのスタイリング。
「随分と気温が上がってきて、気分は夏間近?そんな気持ちになるアイテムチョイスが◎。とはいえ、まだまだ5月です。汗
そろそろ梅雨入り?それ以降が長ーい夏の始まり…。なんせ、最近は10月初旬までも暑いですからね…。
そんな、夏前の準備として、揃えておきたいのがショートパンツ & ポロシャツ。ただこれだけのアイテムコーディネートだと夏を連想してしまう。
この時期は、袖物 + 半袖アイテム + ショーツ=調子が良いはず(※個人的解釈)
と妄想していると…
ビームス プラス 原宿の看板STAFF(藤井)のスタイリングにビビットきてしまいチョイス。
パッチワークマドラスのショーツに鹿の子ファブリックポロシャツ、清涼感あるアイテムチョイスにベージュカラーのカジュアルジャケット。
そこに、毎日着用しているdipの別注ベストを組み合わせた自身のキャラクターも理解した上でのこなしが◎。僕には、真似出来ないが、夏気分を妄想するアイテムを先取りするのは嫌いでは無い。
皆さま、この時期での半袖&短パンはまだ早いのです…(個人的な解釈)
季節を感じられる洋服を纏うのも、また楽しいもんですね。」
※兄弟2人のチョイスは、あくまでも個人的な解釈です、ご注意下さい。
毎週(月)~(金)の25:00は、『All Night BEAMS PLUS』
みなさま、レギュラー陣に取り上げて欲しい内容もどしどし募集中!!
ブログを見る
ついに、(月)~(日)、Every Day 25:00配信~!ラジオ版『All Night BEAMS+』。
毎夜ラジオ配信中!!
ラジオはこちら

『OLD SOLDIER POP−UP SHOP』
『BEAMS PLUS TIMES』をご覧の皆様初めまして、ビームス 辻堂の窪と申します。
今回はBEAMS PLUS TIMESをご覧の方へ、イベント情報のご紹介。ビームス 辻堂は海から徒歩圏内。そんな海を感じられる辻堂にて〈OLD SOLDIER〉のモアバリエーションを開催致します。
 
海を感じるスタッフからおススメのご紹介です。
先ず僕からは昨年イベント時購入したキャップのご紹介です。
ラフテイストから
ブレザーの外しに大活躍でした。凄くオススメです。
女性が着てもいい感じです。
生粋の湘南ガール木村はアメリカブランドを身に纏ったコラボスタイリング。
「父の日のプレゼントにもぴったりかも。」なんて言う素敵な子です。
父の日ギフトへの候補にも是非。
BEAMS PLUSではお馴染みの川島。流石の貫禄です。
OLD SOLDIER定番のマーリン号モチーフのプリントにパタゴニアのバギーズショーツと合わせて、湘南マリンスタイル。こんがり焼けた肌がいい味出してます。
さらに今回の目玉は、イベント限定で80~90年代アメリカ製ヴィンテージボディの上にプリントを施したスペシャルアイテムが リリース!
そしてアメリカ製のトートバックにプリントを施したスペシャルアイテムも同時にリリースされます。 ここではまだお見せできないのが残念ですが、雰囲気抜群なアイテムでおススメです。 数量限定ですのでお早めに。
気温も上がり、今すぐ着たいお客様は是非、足を運んで頂けると嬉しいです。
きっと手にした皆様はそのまま海に出掛けたくなるはず。
開催店舗:ビームス 辻堂
開催期間:5月26日(金)~6月11日(日)
※ビンテージTシャツは納期遅延の発生により発売日当日にご用意できません。6月1日(木)より販売予定になります。ご迷惑をおかけしますが、あらかじめご了承ください。
 
BEAMS公式オンラインショップ:6月2日(金)~6月25日(日)
イベント詳細
ビームス 辻堂
窪 真純

第29回 『鹿の子POLO』
ポロシャツと言われて真っ先に思い浮かぶのは鹿の子素材ではないでしょうか。
鹿の子素材がポロシャツに重宝されるのは、表面が凸凹していて肌に触れる面が少なくなることで通気性も良くなり涼しい着心地となるためです。日本のような高温多湿の気候には非常にマッチした素材と言えます。
餅は餅屋とはよく言ったもので、御三家と呼ばれる「ラコステ」「フレッドペリー」「ポロラルフローレン」をはじめ、鹿の子ポロ業界は老舗ブランドが犇めいていますが、BEAMS PLUSはアメリカを代表するブランド〈Munsingwear(マンシングウェア)〉に別注をお願いしています。
BEAMS PLUSがマンシングウェアに共感するところは、ゴルフプレイヤーに寄り添ったモノ作り。その代表的なのが1950年代後半にFree-Action Swingと呼ばれた脇下のアクションガゼット。可動域を広げる伸縮性を持ったリブ状のガゼットを配置しておりラグランスリーブと相まって更に動きやすくなっています。今シーズンから胸ポケットを左から右に変更したのもスイングの際にポケットに干渉しない機能面を優先した実際に存在したディテールです。
ネック部を詰め、着丈と袖口を大きく見直したBEAMS PLUS独自のリラックスフィットを採用、生地は先シーズンよりも少しウェイトを持たせてよりアメリカンな雰囲気。空紡糸を使用しているので見た目に反して軽いのとドライタッチに仕上げています。
他には現行とは異なるクラシックなワンポイントの「リトル・ピート」を採用。襟後ろには反り返りを防ぐ為のボタン、裾スリット部には補強テープを施し、各部に手間を掛けた当時のディテールを再現しています。ベーシックなソリッドカラーは1960年代のセールスマンサンプルからチョイスし忠実に再現。COFFEE、GO GO GREEN、PATROL NAVYといった色名も当時の名称を踏襲しています。ちなみにホワイトはゴルフ由来ではなく当時作られていたテニス用ポロシャツから採用しました。
他にはないアメリカの匂い漂うポロシャツに仕上がったのではないでしょうか。と自画自賛です(笑)
 
商品番号:38-02-0025-408
商品名:Munsingwear × BEAMS PLUS / 別注 ソリッド ポロシャツ
アイテム詳細
BEAMS PLUS マーチャンダイザー
長谷部 慎之介

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皆様、今月号はいかがでしたでしょうか?
振り返るとアメリカ大特集の5月号でした。実際に編集していると楽しくてパソコンに向かって話しかけてしまったりなんて。特に山の眼では山田兄弟が選んでいるスタイリングがそれぞれ異なっていながらも、着眼点やブランドのチョイスまで被ってましたね~。打ち合わせしているのかと思うぐらいに。今度聞いてみようと思います。
話は変わりますが、23年秋冬シーズンのショップスタッフ向け説明会もありました。3年ぶりのフィジカル説明会です。全国各地のBEAMS PLUS担当スタッフが集結。中でも熱い副社長KCからのメッセージからはじまり。
説明会終了後はかなり久しぶりだった懇親会も。
(久しぶりなのか気持ちよくなっているスタッフがちらほら笑)
まだ夏ははじまっていませんが、秋冬の準備も万端です。
6月号は春夏シーズンの振り返りをしようかなと計画中。
では来月号の『BEAMS PLUS TIMES』もどうぞお楽しみに。
BEAMS PLUS バイヤー
佐久間 直樹