『BEAMS PLUS TIMES』、いつもご購読頂き誠にありがとうございます。お待たせ致しました、8月号お届けに参りました。
まずはスタッフオブザイヤーに参戦していた桑田レッドフォードよりご報告がございます。
「皆様、長らくの期間スタッフオブザイヤー2024に出場しておりました桑田への応援・投票をしてくださり、誠にありがとうございました!!
 
結果が出まして、私はベスト14に入れず決勝ROUNDにまで残ることが出来ませんでした。
皆様からの応援・投票が心の支えでした。皆様からの気持ちに応えたい一心で、皆様からの応援のおかげで普段の自分自身以上に頑張ることが出来ました。
改めまして、誠にありがとうございました。
私のスタッフオブザイヤー2024はココでピリオドですが、皆様から頂けた応援を心に刻み、これからも誠心誠意・精一杯頑張っていくことは・・・
 
マチガイナイべ⤴でございます!!
 
BEAMS PLUS一同、毎日投票や、応援いただき本当にありがとうございます。私たちも桑田に負けないように精進することは・・・
 
マチガイナイベ⤴⤴でございます!!」
さて、8月号は大名古屋展ならぬ、大名古屋特集です。大好評で幕を閉じた大名古屋展
 
休む間もなく、8月31日(土)、9月1日(日)にBEAMS PLUSのLIMITED STOREを開催いたします。
特集ではビームス 名古屋のBEAMS PLUS担当である杉浦記者がイベントにかける想いを熱く語っていたり、公にされていないイベントの詳細もいち早くキャッチできる内容となっています。
それでは、『BEAMS PLUS TIMES』スタートです。
『LIMITED STORE AT NAGOYA』
ビームス 名古屋 杉浦と申します。初めに少し私の自己紹介をさせていただきます。
2018年ビームス 名古屋に入社。当初はユーロビンテージがすごく好きで、ビンテージアイテムをベースにしていたり、アメリカにとどまらず、せまそうに見えて広い視点でものづくりしているBEAMS PLUSに少しづつ惹かれていきました。入社当初はBEAMS PLUSの展開が少なく、もどかしい気持ちでいましたが、同年11月にBEAMS PLUS コレクションと言うイベントが開催され、多くの方にご来店、お買い物いただきイベントが大成功した結果、BEAMS PLUSの本格的な展開がスタートしました!
(2018年11月26日 ビームス 名古屋)
そこからBEAMS PLUSの担当になり、悩みこともありましたが、ありがたいことに様々なイベントを名古屋で開催することが出来、少しずつ少しずつお店のスタッフやお客様に認知され、今では週に1回お店に来てくださる方まで。本当に感謝でしかありません。ありがとうございます。
今ではBEAMS PLUSにどっぷりハマり、第1回開催の神戸のリミテッドストアに突撃訪問。お客様と共に店内でワークショップを行ったときに、いつか名古屋でもやりたいなと考えていました。
(2022年9月3日 ビームス 神戸にて)
そんな中転機が訪れました。
(2023年11月29日 味仙矢場町店)
東京からディクターの溝端、マーチャンダイザーの長谷部、VMDの見本が名古屋へ来店。一通りミーティングやリサーチが終わった後、私たちがいつも利用する名古屋といえば味仙にて懇親会を行いました。お酒が進む中で「リミテッド名古屋でやりたいです!」とお伝えすると「やろうよ!」とうれしい返答。この時の事は一生忘れません(笑)。
 
過去の話が長くなってしまいましたが、それ位このイベントにかける思いは強いです!
ですので是非とも熱量高すぎて鬱陶しい私に是非とも会いに来てください!
楽しみすぎて眠れない日々が続きそうです・・・(笑)
ビームス 名古屋
杉浦 司真
■ LEATHER ARTS & CRAFTS MOTO BACKPACK ORDER FAIR
インディアンジュエリー放浪記でおなじみのコヴァ ヤジー先輩、山田兄弟(兄)とMOTOの25周年イベントについて雑談していたときのことです。
 
コ「レザーでバックパックは作ってみたらどうか。」
 
今までMOTOでバックパックは見たことがなく、MOTO デザイナー / ディレクターの本池良太氏がナップサックを使っていたのを記憶していたぐらいである。最初は一意見として聞いていました。なぜならとある別モデルで山田兄弟(兄)と盛り上がり、なんならサンプルまで購入して用意していましたので・・・
ただ、確かにレザーのバックパックはハードルが高いが、MOTOでリリースしていなければ非常に面白いチャレンジになるのでは?という僕らの頭の中を見透かしていたかのように、
 
コ「ビームス プラス 丸の内の連中も持ちたいと思えるようなバックパックはなにか?」
 
導かれるように、キーワードが3点挙がった。
 
・誰もが想像できるバックパック
・背負ったときに見える部分はレザーで作成
・ホースレザー
 
これらをまとめて、「皆が想像するシンプルなレザーのバックパックをつくってください。」とMOTO 良太氏へ相談。
すると、良太氏の知る限り、バックパックはつくったことがないとのこと。外付けポケットが1つで、アメリカの学生が持っているようなあれですか?などと答え合わせしながら大きさの参考になるようなバックパックのサンプルを出し、話し合いました。この形はMOTOではつくったことがない。とくに縫製箇所の多さ、レザーの重なる部分も多さ、スクエアでなく、弧を描くようなトップ部分から、外付けのポケットなど。課題はたくさんあるとのこと。
普段よりもサンプルがあがるのに時間がかかるかもしれませんと言われつつも、どこか楽しそうにしている良太氏の顔を見て安心していました。
それからサンプルがあがったと連絡をもらい、実物をチェック。いつも自分たちが想像しているものから予想を超えてくるのがMOTOです。今回も驚きました。
中でも一番驚いたのはハーネス部分。背面部分も含めて豪華なオールレザー仕様を実現してもらいました。レザーのハーネスに、中には芯材をサンドイッチしており、新品の状態でも背負い心地の良い仕上がりです。荷物を入れて、ボトム部分が少し垂れ下がったら。なんて想像を掻き立てられるような気分になりました。
レザーはホースフロント(馬の首部分)を使用。もともとBEAMS PLUSで展開しているレザーの1つです。ホースレザーの中でもホースバット(馬の下半身部分)を希望しましたが、硬さの影響でレザーが割れてしまう可能性があると言われ、軽さと耐久性、使い込んだ際に生まれる光沢感がポイントのホースフロントに、BEAMS PLUSではお馴染みの傷を隠さないすっぴん仕上げでリクエスト。ブラウンは使い込むごとに色濃く、ブラックは芯まで染まっていない(茶芯)ので、自然と使用すると部分的にブラウンがかったカラーに変化していきます。
またコバ面(レザーの断面)は引手以外見えず、その美しさに惚れ惚れします。内装はナチュラルのキャンバス地を採用。背面にPCスリーブ(約13インチまでが収納可能)も完備。最初はレザーの硬さがあるのでジップの開けにくさなどございますが、手のかかる子ほどかわいいものです。馴染めばストレスもなくなることでしょう。
今回は写真の通り、ブラックとブラウンの2色。レザーはホースフロントのみとシンプルなオーダー会ですが、手に取って、背負ってみて、鏡で合わせてみればきっと虜になるはず。そして名古屋でのイベントに合わせて、バックパックのスペシャルな即売品も数量限定でご用意させていただくとか。僕もまだ見てません。(笑)
そちらも是非お楽しみに。
■ WORKSHOP
オーダー会の他に忘れてはならないのが、ワークショップです。毎回スタッフも含めて大盛り上がりのイベント。今回はレザーの巾着にそれぞれご自身でハンドプリントするワークショップとなっています。
白いレザーは姫路の白なめしと言われる牛革をキャンバスと見立てて、筆で色を塗っていきます。色を塗るだけですので、ご家族、ご友人とご一緒の参加や、お子様とご一緒でのご参加も可能です。
ただし色を塗るだけと言えど、自らの手で色を塗るというのは非常に奥が深いです。片面ずつ色を変えても良し。塗りこむ回数で染まり具合も変わります。2トーンからマルチカラーまで。MOTO オリジナルのスタンプは仕上げに打つことも可能です。
出来るか不安という方もご安心ください。講師にMOTO デザイナー / ディレクターの本池良太氏がサポートしてくれます。その横で私、スイーツ佐久間も全力で応援しますので是非一緒に楽しんでいただければと思います。両日ともに14時からと16時からの1日2回開催です。所用時間は早ければ30分かからずに終わり、その場でお持ち帰りが可能です。
完成した巾着はスマートフォンやウォレットなどの身の回り品を収納出来るサイズですので、単体で持ったり、バッグインバッグとして使用したりとそれぞれの使い方を楽しんでください。
BEAMS PLUS バイヤー
佐久間 直樹
BEAMS PLUS TIMESをご覧の皆様、カリスマYANAIです。
さて、BEAMS PLUS LIMITED STORE at ビームス 名古屋の開催日がいよいよ近づいてきました。2年前、ビームス 神戸から始まり、昨年はビームス 渋谷、そして今年はビームス 台湾を経て、いよいよ名古屋でも開催されます。BEAMS PLUSの商品やコンテンツを盛りに盛り込んだBEAMS PLUS LIMITED STORE。ビームス 名古屋で開催されるイベントを自分から少しだけご紹介させて頂きます。
■ REMI RELIEF Western Shirts Custom Order Fair & Limited Model Release...
REMI RELIEFでも顔となっているウエスタンシャツ。そんなウエスタンシャツのカスタムオーダーフェアを開催いたします。BEAMS PLUSでも毎年恒例となっているカスタムオーダーフェアではあるものの、ビームス 名古屋では初⁉の開催。オーダーフェアでは毎回大盛り上がりを見せるイベントです。せっかくならビームス 名古屋でも開催しちゃえ!と思い、今回はLIMITED STOREの期間でカスタムオーダーフェアをお楽しみ頂けます。
初めての方もいらっしゃるかと思いますので・・・今回のLIMITED STORE用のカスタムオーダーフェアをご紹介いたします。
REMI RELIEFのカスタムオーダーでは現在2タイプのモデルがございます。1つは、20年以上も形を変えずにブランドが提案しているレギュラーフィット。これはウエスタンシャツ特有のシェイプが効き、ナローな美しいシルエット。そしてもう1つが、対象的なBEAMS PLUS別注のゆとりを持たせたクラシックフィット。レギュラーと比べるとアームホールやウエストの絞りを感じさせないボクシーなシルエット。フィットだけでなく、着丈や襟型等・・・BEAMS PLUSとしての拘りでもあり、わがままでもある仕様に仕上げてもらった別注パターンです。
もちろんフィッティングだけでなく、袖の長さ、ボタンのカラーや形、ショルダーの切り替え、ポケットの形・・・様々なパーツやディテールの選択も可能。
これだけでも相当なカスタム内容ではあるものの・・・ボディの生地を選んだり、加工を選んだりと、1枚だけでは気持ちが収まらなくなる位の豊富なカスタムバリエーション。
と、ここまでは先月開催したオーダー内容と相違はないものの、もちろんご用意していますLIMITED STORE限定のスペシャルファブリック。
REMI RELIEFオリジナルファブリックのシャンブレー生地。これはデザイナー後藤氏が考える『大衆的で、デイリーウェアの雰囲気を狙ったシャンブレー』との事。実は2025年春夏からお披露目するオリジナルファブリックであり、今回ダメ元でLIMITED STORE用の生地で使いたいと相談したところ・・・まさかの「良いですよ」と。REMI RELIEFのコレクションラインよりも一足早く、今回のイベントで使わせて頂ける事となりました。
さて、前述した『大衆的であり、デイリーウェア』とは?今までブランドが追求していた "ビンテージらしさ" とはまた違い、どことなく肩ひじ張らずにさっと羽織れる生地との事。なかなか言葉にするのは難しいのですが・・・見ていただければ、今までと違った魅力を存分に感じていただけるはず。この続きは・・・是非、イベント開催時にお伝えさせて頂けたらと思います。
そして・・・カスタムオーダーももちろんですが、今回はオーダーではなく、その場でお持ち帰り頂けるスペシャルピースもご用意しています。
まずはダメージ&リペア加工をされたBEAMS PLUS別注クラシックフィットのウエスタンシャツ。これは昨年自分がオーダーしたレシピであり、1年間愛用していたら更に風合いが増してきました。ダメージ&リペアをベースに1年間着込んだ風合いをターゲットにし、仕上がったのが今回のモデル。更に、BEAMS PLUSのチーフバイヤーでもあるサミュエル金子が自身で裾を解き、ビンテージらしい雰囲気を演出したダメージも盛り込んでいます。『ビンテージのウエスタンシャツで良く見られるダメージ』とのこと。着丈の長さが長くなり、ダメージ&リペアの雰囲気とストーリーを汲み取った仕様の一つ。男らしく、らふに羽織って頂きたい限定モデル。
と、ダメージ & リペアだけでなく、更にはデニム & シャンブレーファブリックをパッチワークにしたウエスタンシャツもご用意しています。これはREMI RELIEFが定番として使用しているオリジナルファブリックの端布を使用し、リアルに継ぎ接ぎしたパッチワークファブリック。1つ1つのマスを繋ぎ合わせ、製品に仕上げ、そこから加工を施すといった、めちゃくちゃ手間がかかるスペシャルピース。リアルなパッチワークにすることで凹凸とそれぞれの色の表情がとにかく素晴らしい仕上がりに。裏を見ればどれだけ手間がかかっているのか・・・一目瞭然です。デザイナー後藤氏より「とても大変なシャツなので・・・ごく少量でしたら作れます」との事で、これこそBEAMS PLUSの拘りとわがままを叶えてくれた一着。
LIMITED STORE用に製作してもらったBEAMS PLUS別注モデル。どちらも超極少量生産ですので・・・この機会に是非ご検討ください。
■ BEAMS PLUS TAILOR LINE CUSTOM ORDER
そして、今回は私からもう1つイベントをご紹介させて頂きます。
BEAMS PLUS TAILOR LINE CUSTOM ORDERをこの度開催いたします。アメリカントラディショナルには欠かせられないスポーツコート。ジャケットの事をアメリカではスポーツコートと呼ぶこともあり、それは決してフォーマルウェアとしてだけではないトラディショナルウェア。BEAMS PLUSがお好きな方は一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか!?
ビームス プラス 丸の内とビームス 神戸では恒例となったイベントではあるものの、それ以外の店舗で開催するのは初です。もちろん、恒例イベントをそのままやるのも・・・と思い、BEAMS PLUSディレクターのMZOが今までとは少し違ったコンセプトでオーダー会を開催いたします。
SPORTCOAT Order Fair、BEAMS PLUS Tailor Lineを請け負ってもらっている神戸のI.J.I unit。テーラーの業界でも名の知れ渡った井地八郎氏が代表を務めています。この度、イベント会期中に井地氏と右腕の塚本氏がお店立ちし、皆様のスポーツコートを見繕ってもらいます。滅多に表に出るお方ではない為、自分自身もとても楽しみで、隙あらば自分もオーダーを見繕って頂こうかと、密かに企んでます(笑)。
更に、井地氏が監修している生地が一堂にずらっと並びます。生地の見本帳の作り込みからグッと心を掴まれ、見たことないようなクラシックな生地が豊富にご用意されています。他を探しても、こんなクラシックな生地を一堂に見られる機会はそう無いと思います。
それと共に、今回は少量ではありますがインポートのデッドストック生地もご用意しています。井地氏が海外に足を運んだ際、長年買付けしてきたデッドストックファブリックです。既に検品している時点で気になる生地が多数...(笑)
そんな数珠玉の生地を取り揃え、今回オーダー会を開催いたします。
スポーツコートと聞くとタイドアップしたジャケットスタイルやフォーマルなスーチングスタイルをイメージされるかと思いますが、今回は "スポーツコート" という言葉をより強調⁉するようにぐっとスポーティー(カジュアル)な装いで楽しめる様なフィッティングの提案もさせて頂けたらと思います。画像はパリでのMZOのスポーツコートスタイル。ゆったりとしたアームホールやボックスシルエットの身幅、思いっきりターンナップした袖口、そしてインナーにはカットソー。MZOフィットとして、実はこれも井地氏によって見繕ったネイビーブレザーです。
スポーティー(カジュアル)な装いとは⁉これは人それぞれ捉え方が違うかとは思いますが、襟付きのシャツだけではなく、こういったTシャツや秋冬にはスウェットの上から羽織ったり、アメリカンなボックスシルエットを強調したシルエットにしたり、スポーツコートをブルゾンとして着用できる様なオーダーもご提案できればと思っております。
井地氏監修の生地で、スポーツコートをより幅広く楽しんで頂きたい。そんな思いで今回のオーダーフェアを開催いたします。
普段は開催のないビームス 名古屋にて、井地氏と塚本氏を筆頭に、ビームス プラス 丸の内から超強力助っ人として河野も駆けつけてくれます。皆さまの着用イメージに合わせ、素晴らしい一着をお届けできる様にご案内させて頂きます。スポーツコートは敷居が高い・・・と感じられていた方、そんな事は全くございませんので是非楽しみにしていて下さい。
以上、私からのイベント紹介でした。もちろんスイーツ佐久間と私が紹介したイベントや限定アイテム以外にもまだまだスペシャルなコンテンツをご用意しています。
2日間と短い期間ではありますが、皆さまとお会いできる事を楽しみにお待ちしております。
BEAMS PLUS バイヤー
柳井 純一

『POST O'ALLS × BEAMS PLUS MADE BY WAREHOUSE “WHITE CHAMBRAY SHIRTS”』
8月24日(土)に、〈BEAMS PLUS〉と〈ENGINEERED GARMENTS〉両ブランドの25周年を記念し、2003年から取り組みが始まった当時の別注ネーム〈PEG〉が復活する。これもまた大先輩の “BEAMS のレジェンド” 舘野に敬意を払い、親交の深かったデザイナー鈴木大器氏が ”Vertifield Shirt” と名付け、舘野が愛用していたシャンブレーシャツをイメージしたモデルがリリースされる。
BEAMS PLUS 20周年でリリースされた〈POST O’ALLS〉× 〈BEAMS PLUS〉MADE BY WAREHOUSE『WORK UNIFORM』もそうだったように...。
20周年アイテムの記事はこちら
 
当時『WORK UNIFORM』の第3段として2022年8月にリリースされたのが、ブルーシャンブレーシャツ。
ワークウエアを1993年の創業から作り続けている〈POST O’ALLS〉を象徴し、アメリカのワークウエアといえばのアイテム。
発売と同時に瞬く間に店頭から無くなっていったことは記憶に新しい。
それもそのはず。この生産を手掛けたのはヴィンテージの忠実な復刻をコンセプトにモノ作りにおいて一切妥協を許さない〈WAREHOUSE〉だったからだ。
そんなマニアックな両者が手を組んだブルーシャンブレーシャツは既に変進開花されたものをファンやスタッフ私物でよく目にする。
 
そして今回、BEAMS PLUS LIMITED STORE AT NAGOYAでリリースされるのが、“WHITE CHAMBRAY SHIRTS”である。
生地は前回同様にMADE BY〈WAREHOUSE〉。オリジナルの経糸、緯糸共にムラ糸を使用し、本来ならばインディゴのロープ染色をしてブルーシャンブレーに織る生地を生成り糸のまま力織機で織り上げ製作。
力織機は、ウエアハウスでバナーデニムと呼ばれる定番デニムを織るGL-3織機を使用。この織機は現在日本で稼働している力織機のなかでは最も旧い年式のもので、緯糸のシャトルの動く速度が近代の力織機と比べて遅いため糸が持つ本来のムラ感、風合いを、そのまま生地にすることが可能。
さらに今回は生地に洗いをかけることで、さらに畝が立ち、柔らかさを感じる仕上がりが魅力。
デザインは前回同様に〈POST O’ALLS〉の90年代のモデルのフィッティングをベースに、このシリーズのアイコンとなる古いチョアジャケットのポケットワークをフロントにデザイン。シャープな襟型、6ボタン、裾のマチ付き、袖口のカフスの仕様などのディティールと細かい運針も相まってクラシックな印象に。ステッチカラーは〈POST O’ALLS〉デザイナー大淵氏の拘りで、晒しの白で武骨なブルーカラーのワークウェアでありながら、清潔感漂うブランドらしいアイテムに仕上がった。
ブルーシャンブレーシャツとは違ったムードで是非お楽しみ下さい。
BEAMS PLUS バイヤー
金子 茂
『BEAMS PLUSのNEXT百名品』
WORK Chambray
38-11-0924-139
大好評のWebコンテンツ「BEAMSの百名品」。
そこには載せられなかった名品がBEAMS PLUSにはまだまだございます。
それらの名品を「BEAMS PLUSのNEXT 百名品」として紹介していきます。
 
ボタンダウンシャツにタイドアップ、ウエスタンシャツ、オープンカラーシャツ、ワークシャツ。どれに落とし込んでも間違いないシャンブレー生地は着こんだ後の雰囲気の良さもあり僕らを惹きつけて止みません。
RRLやENGINERRED GARMENTS、POST O’ALLSに別注したりKENNETH FIELDのアメリカ製を展開したりと毎シーズン様々なシャンブレーシャツをリリースしては完売を繰り返しておりますが、総合力で言えば癖のないベーシックなBEAMS PLUSのシャンブレーワークシャツが一番ではないかと自負しています。
2024年秋冬の入荷分からは、肩幅が少し窮屈だったのを広げて、身幅と着丈も若干出し、全体的にリラックスしたシルエットになるようサイズスペックの見直しを行い、リニューアルしました。
太目のパンツなんかにもコーディネートしやすくなったんじゃないかと思います。今の時期だと裾の太いミリタリーショーツとソールに厚みのあるニューバランスなんかとの相性も良さそうです。
胸のポケットワークは、1940~60年代のストアブランドらしい大衆ムードを感じさせるペン刺しのみの潔いシンプルなデザイン。
ワークシャツの特徴的な縫製仕様であるトリプルステッチは、今やメイドインジャパンでしか作れず3本の間隔も狭く仕事着としてのギアに相応しい作りです。
生地は引き続きロープ染色を施したインディゴ糸と晒し糸との交差するシャンブレー。白糸が覗く凹凸感のある粗野な生地は、洗い込んでいくとブルーのフェードと日焼けによる変進開花も楽しめます。
SAXとBLUEがありますが、BLUEを着こむとSAXになるわけではありません。着用頻度、洗濯の仕方、干し方などによっても変わりますので、できれば両方で変身開花を比べて楽しんでください!

スタッフ投稿から気になる投稿をピックアップ!
『山の眼』
プラジオ金曜日レギュラー 山田兄弟のAll Night BEAMS+ で話題のコーナー『山の眼』
毎月初めに山田兄弟が独断と偏見で決めるこちらのコーナー。
気になったスタイリングを1つずつ選出し、そのスタイリングについて語り合う。そんな人気コーナーを月末のBEAMS PLUS TIMESでも選出することに。
まずは兄 広志から。BEAMS PLUSレーベルより、7月12日 与那嶺 凜さんのスタイリング。
「もう夏スタイルも最後でしょうか。
彼にしては珍しいと思ったショーツスタイル。いつもは、漢らし過ぎるくらいの武骨なスタイルが得意の彼が、リゾートをテーマにしたアイテムを身に纏いつつも、仕上がりはやっぱり笑
今シーズンは特に、柄 × 柄の組み合わせが妙に見えてくるような気がする。この、オレンジに波うったように幾何学が配置されたTシャツと、採算度外視の柄パターンが特徴の開襟シャツとの融合が、派手なようで意外にもしっくりくる。前から見た時のシャツの柄分量なのか、同じような色のトーンだからなのか、時代感はチグハグな感じもありつつもなんだか相性は良し。
アウトドアな要素のショーツを合わせ、アクティブなムードを加える事で、足下のスニーカーも活きてくるとストーリーは見えてくるも、レザートングなんかも良さ気なのは私の個人的見解。靴下のラインにまで気を配り、徹底した色柄使いの拘りが見て取れるスタイリングでしょうか。」
続いて弟 正志。BEAMS PLUSレーベルより、8月16日 佐藤 亮介さんのスタイリング。
「なんとも漢らしいシックなシャツを着こなす佐藤さん。よくよく、目を凝らしてみると水玉?千鳥とユニークな柄行がポイントである。オープンカラーシャツと思いきや、実はボタンダウンスタイルのクラシックフィット。良い意味で、佐藤さんのイメージ?を覆す粋なスタイリングを披露している1枚がチョイスポイントの理由です。
5ポケットジーンズにサドルシューズとアメリカンなムードで組み合わせている部分も◉。アクセントとして腰巻きしたカーディガンも全体の配色に気を配りながら意識してコーディネートしているように感じる。そして、極め付けは、このカメラ目線!!
俺はどうだ?!と言わんばかりの自信ある雰囲気にヤラれました。」
 
皆様、ぜひスタイリングページをチェックしてみてください。
毎週(月)~(金)の25:00は、『All Night BEAMS PLUS』
みなさま、レギュラー陣に取り上げて欲しい内容もどしどし募集中!!
ブログを見る
ついに、(月)~(日)、Every Day 25:00配信~!ラジオ版『All Night BEAMS+』。
毎夜ラジオ配信中!!
ラジオはこちら

第42回 【ステンシルプリントの魅力】
8月31日と9月1日は僕の古巣でもあるBEAMS 名古屋にてBEAMS PLUSリミテッドストアを開催いたします。ラシックの1階エントランス部分で二日間限定ですので、中部地区の方はぜひお立ち寄りいただければと思います。あ、関東関西からのPLUSファンのご来場もお待ちしております。
さて、BEAMS PLUSの夏祭りとも言えるリミテッドストアですが恒例行事の一つがステンシルプリントのワークショップ。今回が3回目です。僕は毎度この担当としてWAREHOUSEの敏腕広報であり古本仲間の藤木氏とワークショップのお手伝いをさせていただいております。
 
さて、ステンシルとは何か?
簡単に説明すると、文字や絵柄を切り抜いた型を当て、上からペンキやインクなどの塗料を塗り、模様を描く技法のこと。です。
藤木氏が所有する戦前・戦後のアルファベットのステンシルキットを使用して好きな文字をお客様ご自身でプリントしていただきます。フォント、文字の大きさ色々ありますのでご自身のオリジナルプリントTが作れます。インクの色はブラック・レッド・ホワイトの3色。グレーボディにホワイトのプリントやチャコールボディにレッドのプリントなんて組み合わせもカッコいいですよ。
自分自身でインクを入れていきますので、当然滲みや掠れなども出ます。しかしそれがまた個性として味わいのある雰囲気を醸成し愛着もひとしおですよ。過去にスタッフが作ったサンプルやヴィンテージの資料なんかも用意しておりますので参考にしていただければ。
ステンシルキットにも限りがあるので場合によっては少しお待ちいただくこともありますのでご了承ください。
予め入れたい文字を考えておいた方が作業の時間は確保できるかと思います。
こちらでエプロンは用意しますが、衣料用のプリント塗料なので洗濯しても落ちませんので、汚れてもいい服で来てくださいね!
BEAMS PLUS マーチャンダイザー
長谷部 慎之介

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皆様、今月号はいかがでしたでしょうか。
関東・関西からも集結できる!?名古屋でのBEAMS PLUS LIMITED STORE。
WAREHOUSE 広報の藤木氏、MOTO ディレクター / デザイナーの本池良太氏や、BEAMS PLUSの店舗に在籍している名物スタッフたちも名古屋でご来店いただくお客様をお迎えいたします。
僕自身、はじめましてのビームス 名古屋です。名古屋に行ったことも1度しかなく、楽しみで仕方ないです。是非、名古屋でおすすめのごはん屋さんや、古着屋事情など。おすすめ教えてください。
では来月号の『BEAMS PLUS TIMES』もどうぞお楽しみに。
BEAMS PLUS バイヤー
佐久間 直樹