『BEAMS PLUS TIMES』、いつもご購読頂き誠にありがとうございます。お待たせ致しました、9月号お届けに参りました。
9月号の特集では、二子玉川にあるSTANDARD SUPPLYの新店舗へお邪魔させていただき、デザイナー藤本氏へ直接取材。ブランド創設10周年のことから別注のことまで聞いてきました。
Pick Up Itemではカリスマ柳井記者によるMOJITO別注のパジャマセットアップについて。カリスマ柳井本人が「2024年秋冬はモノトーンスタイルが気分。」と掲げている通りの仕上がりに!?
InformationではINDIVIDUALIZED SHIRTS TRUNK SHOWを山田兄弟(弟)節を炸裂させながら、オーダーシャツの魅力を語っています。
それでは、『BEAMS PLUS TIMES』スタートです。
『STANDARD SUPPLY 祝10周年!!』
STANDARD SUPPLYの10周年イベントが9月26日(木)よりビームス ジャパンにてスタート。今回はSTANDARD SUPPLY 二子玉川の新店舗へお邪魔し、デザイナー藤本氏にブランドのことから裏側まで取材させていただきました。
ー 創設期から続くアイテムについて
佐久間)まずはSTANDARD SUPPLY 10周年おめでとうございます。ブランド創業当初から今までの定番品などございますでしょうか。
 
藤本)ありがとうございます。1番最初にスタートしたアイテムのひとつがDAILY DAYPACKです。入れ替わりの激しい洋服に比べるとバッグは定番が多いので気付けば10年定番選手になっていました。シリーズの中では1番ベーシックで中心になっているサイズ感になります。見た目は普通。ただし、かゆいところに手が届くのがポイントです。過去のバックパックを遡るとシングルジップが多く、前ポケットのダブルジップは、リュックを右肩に背負う人もいれば左肩に背負う人もいる。ジップが一方通行だと開けにくい人もいるので、いろんな人が使いやすいように改良しました。もともとデイパックとはアメリカのカレッジスタイルから生まれたものだと考えていますが、それを日本人流の細かい部分の気遣いでアップデートしています。他にも入口がマジックテープになっている左サイドポケットには指が1本入る余裕があります。指が入る余裕があることで開け閉めやすさが格段とよくなります。
 
佐久間)STANDARD SUPPLYのバックパックの印象は先ほどご説明いただいた通り、洋服を邪魔しなく、かつ気が利いているのでつい手が伸びます。特にハーネスが肩から落ちにくく、背負い心地が良いと感じます。何か秘訣があるのでしょうか。
藤本)いや~特に・・・何か良いこと言ったほうがいいと思うんだけど・・・(笑)強いて言えば細かい部分の積み重ねでしょうか。例えばパッドの厚さや硬さはいくつもバリエーションがあるのですが、その厚みや硬さにはこだわっていたりとか、強度を上げる為に中にテープを這わせています。生地だけだと滑脱する恐れがあるので全部這わせることで強度と持ったときの安定感を確保しています。そういう細かいところの積み重ねがあるのかもしれないですね。あとはサイズによって背面にパッドを入れたりしています。大きいサイズにはパッドを入れたり。逆に小さいサイズだと厚みが気になったり、くしゃっとした表情がデイパックの魅力だと思うところもあるので、ただ同じ仕様でサイズを変えるようなことはしません。見た目は大きな違いはないですが、仕様を細かく変更してアップデートをしています。二子玉川の立地上、ファミリー層が多いのでニーズに合わせていたら気付けば6サイズ展開。ファミリーでご使用いただけます。
佐久間)BEAMS PLUSでもまさしくDAILY DAYPACKが長らく定番化している1つです。STANDARD SUPPLYをはじめたきっかけを当時の担当者に聞いてみました。すると、もとはARTS & CRAFTSをBEAMS PLUSでは展開していたので実は一度お断りしていたとか。やるなら当時は少なかった撥水機能のあるバックパックをやりたいと伝えたところ、ロクヨンクロスよりもより機能的なブリザテックの生地を提案してもらい、それが現在まで定番別注として残り続けています。今回の別注ももちろんブリザテックを使用しました。
ー「SAGE GREEN COLLECTION」について
佐久間)24FWシーズンの別注はセージグリーンカラーにフォーカスしたコレクションを作成しました。アメリカ軍で採用されているカラーでもあります。ただミリタリーを連想させる濃いオリーブグリーンに対して、淡くぼんやりとしたセージグリーンは、ミリタリーカラーと植物の名前という2面性を併せ持ったカラーだと考えています。上品さと見る人によって色の見え方が異なるような曖昧なカラーを見事に形にしてもらいました。
 
藤本)今回は初めてブリザテックの生地を染めるということにチャレンジしました。実際にSTANDARD SUPPLYの店舗ではブラックが一番人気ですが、次いでグレーやチャコールグレーが人気です。今回のセージグリーンはグレー寄りのニュアンスカラーで良い色に着地できたと思っています。しかもミリタリー背景のカラーでもあるのが非常にBEAMS PLUSらしいと感じました。
 
佐久間)今回は生地だけでなく、レザーやテープ部分など全部染めましたが、苦労したことはありますか。
 
藤本)全部組成が異なるので微妙に色が違いますが、うまくまとまったと思います。それぞれの素材に合わせてトーンは異なりながらも統一感が出るように色を染める段階で指定するカラーも調整しています。
ー 10周年イベントに関して
佐久間)9月26日(木)より新宿のビームス ジャパンにて開催される「スタンダードサプライのスタンダード。展」がはじまります。ずばり本イベントで注目するアイテムを教えてください。
藤本)BEAMS PLUSやbprの別注アイテム、それと10周年用につくったインラインのアイテムがあります。ブランド10周年ということで形に残るものをつくりたいと思い、本もつくりました。特装版に関してはブックショルダーも付いています。10周年でしたので10色つくりました。その名の通り、この本が収納できるポケットです。サイズ感はスマートフォンを入れるのにも便利なサイズとなっています。
中にはBEAMS PLUSの別注アイテムも掲載されています。なるべくカタログみたいな本にはしたくなかったのですが、見事にカバン屋さんの本ではなく、モノ寄りな本になりました。自分の頭の中を探られるような内容となっているので良かったら手にとっていただければと思います。
佐久間)他にも10周年用のアイテムを教えてください。
藤本)こちらのデイパックはナイロン糸にコーデュラを使用しています。コーデュラの糸は硬いので、かなりハリと独特のシワ感があり、圧迫感があります。普段のロクヨンクロスとはまた違うパキッとしたカラーが新鮮です。
10周年を記念して、ピスネームは初期のネームを使用しました。そしてこちらも10周年なので、10色展開です。たくさん色を作りたくなるんです(笑)。
また26年の春にリリースされるランドセルもお披露目します。10周年ですので色々チャレンジしてみました。
こちらはリサイクルの再生ポリエステルを使用しました。重さは950グラムとランドセルの中では軽量です。今回のカラー展開は、実際にお子様がいる方たちに色を選んでもらいました。ちなみに二子玉川の保育園の子どもたちに好きな色を選んでもらったら男女ともに、この水色が一番人気でした。タブレットを入れるスペースがあったり、防犯ブザーを付けられるようになっていたり、リコーダーが入るスペースがあったりと今の時代に合わせたランドセルにしました。お子様の成長とともにSTANDARD SUPPLYがそばにいてもらえたらうれしいです。
佐久間)ランドセルとは驚きました。これから先の10年のビジョンなどございますでしょうか。
 
藤本)カバンはファッションの一部でもありますが道具でもあるので、時代に合わせて定番品もアップデートしていく必要があると思います。飽きられないように新しいことにチャレンジする攻める部分と守る部分のバランスを大事にしていきたいです。
藤本孝夫(スタンダードサプライ・バッグデザイナー)
 
1965年長崎県生まれ。アメリカ文化に影響を受けた少年時代を過ごして上京。大手バッグメーカーでメンズチーフデザイナーとして活躍し、2004年に独立。国内外の主要なバッグブランドのデザインを幅広く手掛けるなどして2006年にエバーグリーンワークスを設立。同年に『ARTS&CRAFTS(アーツアンドクラフツ)』ブランドをスタート。2014年に余白美を感じるクリーンなデザインで、長く愛されるプロダクツを提案する『STANDARD SUPPLY(スタンダードサプライ)』をスタート。
BEAMS PLUS バイヤー
佐久間 直樹

『MOJITO × BEAMS PLUS』
2024年秋冬のMOJITO別注のキーワードは“パジャマ”。
年に2回行われるBEAMS PLUSの別注企画会議。BEAMS PLUSで取り扱っている各ブランドへどのようなアイテム、ストーリーで別注企画するのかを話し合う場です。2024年秋冬の別注企画会議で決まる企画もあれば、決まらない企画も多々…まさに後者のケースであったMOJITOはその場では企画が決まらず、持ち帰りとなりました。
チーフバイヤーのサミュエル金子、ビームス プラス 丸の内所属でありMOJITO熱烈ファンのリチャード佐藤と後日連絡を取り合いながら企画を揉みました。
企画を話し合う中で様々な意見が交わる中、冒頭にある“パジャマ”というキーワードは皆賛同し、本別注の企画がようやく固まりました。
さて、どういうアプローチでこの“パジャマ”をMOJITO山下氏に依頼し、別注を製作してもらうか。どういうスタイル、アイテムに当てはめていくのかはイメージはしやすいものの、MOJITOらしさやブランドらしさをどう表現していくのかは難航しました。そんな中、そもそものブランドネームである『MOJITO』というネームに注目。MOJITO=モヒート、ブランドの根幹でもあるアメリカの文豪でもあるアーネスト・ヘミングウェイが愛したカクテルが命名されています。モヒートはラムをベースにし、ライムとミントでブレンドされたカクテル。当初はヘミングウェイが愛して止まなかった(中毒となった)ドリンクと、MOJITOの顔とも言えるオープンカラーシャツの〈ABSINTH SHIRT(袖を通した人を魅了し虜になる≒中毒になる)〉にかけ、ドリンクに使われる象徴的な“ミント柄”を使いたいとデザイナー山下氏に打診。というのもタグに使われていたモチーフデザインのミント柄を今回の企画の生地に落とし込み、パジャマらしい柄使いやブランドロゴを全面に出したかったからです。山下氏からは「やりましょう!」と快諾頂き、企画がスタート。
パジャマという軽快なウェアに、MOJITOらしい男らしさ…生地には細畝のブラックコーデュロイを採用。軽くとも、クラシックな表情が楽しめる生地です。
 
 
どの様に“パジャマ”らしくしていくか・・・?
今回、ベースとなったアイテムはブランドの顔とも言える〈ABSINTH SHIRT〉と〈GULF STREAM PANT〉の2型でパジャマらしいセットアップスタイルに。
ただ単に定番の形に別注の生地を落とし込むのではなく、よりパジャマらしさを・・・という点で山下氏にアレンジして頂きました。
〈ABSINTH SHIRT〉
完成されたモデルが故にアレンジをし過ぎると元のABSINTH SHIRTとは異なってくる為、山下氏と慎重にアレンジを加えていきました。ルームウェアとしてのリラックス感を演出する為のアームのアレンジ、パジャマルックを強くする為のパイピングやボタンチョイス。絶妙なアレンジでBEAMS PLUS仕様のABSINTH SHIRTに仕上がりました。
〈GULF STREAM PANT〉
シャツ同様にブランドでは定番のモデル。ウエスト周りが特徴的なディテールとなり、パジャマ仕様には最適な共生地のウエストベルトが付属。トップス同様にリラックス感を重要視し、採用したパターンはワイドバージョンでレングスは通常モデルよりも長めに設定。トップスと合わせた時はまさにパジャマらしいリラックス感に。
山下氏による定番アイテムへのパジャマアレンジが加わった今回の別注モデル。プリント生地からディテールまでBEAMS PLUS別注として製作して頂きました。
ミント柄のリーフプリントは見方によってはドット?エンブロイダリー??と思わせる柄域に。
パジャマをキーワードとしていますが、もちろんファッションとして楽しんで頂きたいアイテム。家でも、外でも、旅のお供にも...今年もMOJITO × BEAMS PLUSをお楽しみ下さい。
BEAMS PLUS バイヤー
柳井 純一
『BEAMS PLUSのNEXT百名品』
【別注】REMI RELIEF / Sweat Crew Neck
38-13-0228-671
大好評のWebコンテンツ「BEAMSの百名品」。
そこには載せられなかった名品がBEAMS PLUSにはまだまだございます。
それらの名品を「BEAMS PLUSのNEXT 百名品」として紹介していきます。
 
今のところ、百名品で紹介しているスウェットはLOOPWHEELERだけなのですが、ヴィンテージを忠実に再現しているWAREHOUSEも本物の古着かと見間違えるくらいの加工技術のREMI RELIFEも当然加えたいわけですよ。ほんとに。
さて、今回はREMI RELIFEのクルーネックスウェット。肩幅・身幅・アームホールをすっきりさせたスリムフィットが特徴的な10年以上のロングセラースウェットなのですが、24年秋冬から少しゆったりとしたサイズフィッティングにリニューアルしました。
本格的な加工を施したヴィンテージライクでスリムフィットというのも世の中には無いので、それはそれで唯一無二であり、セールスもずっと良かったのですが、洋服のシルエット自体がゆったり目に移行した現在ではお客様の気分もスタッフの気分も発売当時からはずいぶんと変化していますので思い切ってリニューアルに踏み切りました。
売れているものを変えるのは勇気が要りますが、定番物とはいえ、その時の時流に合わせて芯をぶらさず変化していくことも時には必要なのです。
 
早速新旧のサイズスペックを比べてみましょうか
旧型】Mサイズ:着丈 63/肩幅 42/身幅 54.5/そで丈 62.5/ゆき丈 83.5
新型】Mサイズ:着丈 63.5/肩幅 46.5/身幅 61/そで丈 62.5/ゆき丈 85.7
着丈はそれほど変わらないですが、肩幅4.5㎝、身幅6.5㎝大きくなっています。
数値にはありませんがアームホールにも幅が出たので重ね着もしやすくなるかと思います。
 
ボックスシルエットになったことで、よりヴィンテージ感が強くなりました。冬に行うオーダーイベントではこのスウェットに染み込みプリントを施すという企画もいいのかもしれません。
REMI RELIFEのヴィンテージ加工のいいところは、生地が傷んでないことです。WAREHOUSEのセコハンもそうですが生地を傷めることなく加工しているので古着より当然長持ちします。
今までサイズが合わなかった方もぜひ店頭でご試着ください。
お望みのシルエットになっていること間違いなしです。

『INDIVIDUALIZED SHIRTS TRUNK SHOW』
皆様こんにちは、こんばんわ山田弟(正志)です。
 
早速ですが、インディビジュアライズドシャツ トランクショーの魅力について個人的な解釈で伝えたいと思っています。まずは、
 
「インディビジュアライズドシャツ」について改めて....
 
1960年代前半、John Larescaの手により創業されたインディビジュアライズドシャツ。創業から半世紀以上経った今も1枚のシャツへのこだわりは一貫しており、カスタムメイドの分野ではアメリカ国内シェア1位を誇るファクトリーブランドです。現在もニューヨークの高級百貨店や全米の高級紳士服専門店のカスタムオーダーシャツを手掛けており、顧客リストには歴代大統領をはじめハリウッドスターやスポーツ選手などセレブリティーが名を連ね、信頼と実績を兼ね備えたファクトリーブランドとして評価されています。
 
BEAMS PLUSでも、定番恒例イベントとして年2回開催していますね。ここ最近の話ではなく、10年近くイベントを継続して皆様にご提案させていただいています。
初めてオーダーしたのは12.3年前でしょうか?....12年前のカスタムオーダーは、もちろん着れない状態。笑 ピチピチでボタンが締まらない....体型維持が出来ていない証拠である。ただ、今見返してみると本当に好みが変わっておらず至ってベーシックなギンガムチェックシャツ。問題はサイズパターンだけである。その当時のオーダー傾向や好みのシルエットもなんとなく思い出す事が出来るので、自分は保管している。当時は「SLIM FIT」でオーダーしていた。そんなワガママボディ、今の気分も反映させたパーソナルなサイズパターンを年2回のタイミングでオーダー出来ること自体が魅力的だと自分は思っている。
そこから、好みの首周りや裄丈、肩、着丈を調整しながらアメリカンなシャツを妄想しながら形にしていくプロセスが楽しいんです。個人的にカスタムオーダーがやめられない理由の1つでしょう。INDIVIDUALIZEDと冠するとおり、着る人それぞれによって色づけされるインディビジュアライズドシャツ。幅広い提案をするために既製品でも豊富なバリエーションを用意していますが、その真髄を味わうことができるのはやはりカスタムオーダーです。日本でのオーダーも本国と同じ方式を採用しており、お客さまの体型にあった約500種類にも及ぶ生地、そしてカラー、カフ、ポケットと豊富なディテールから好みの組み合わせを選ぶことができます。
 
過去オーダーの中でお気に入りの生地や柄を紹介↓↓
自分といえば、やっぱりこれ。「ピンポイントオックスフォード」ここ5年程同じ生地でオーダーしていますが、1回オーダーしてみると、癖になり、馴染んできた頃には同じ生地でまた入荷してくるルーティンを自分の中で作っている程....なので、普段の見た目の格好は殆ど変化がないように見えるかと思います。最早、自分の中では脇役であり、料理で例えると「香辛料」のような立ち位置。もしかしたら怒られる?かもしれませんが、個人的な解釈としてです....
 
何かを加える事で、主役を引き立て美味しくなる。もし仮に僕の場合「スポーツコート」が主役だとすると「ピンポイント生地」は欠かせないとゆう事なんです。タテヨコに糸を2本ずつ引き揃えた平織生地のことで、ドレープが美しい。細番手で高密に織られ、生地の厚さだけで言えばポプリンに近く、手触りは一般的なオックスフォードらしいザラっとした生地。洗うと毛足が立ってオックスフォードらしく経年変化していくのが魅力なんです。ディテールの選び方次第ではドレス・カジュアルどちらにも適した生地です。
 
定番生地だからこそ、欠かせない自分色を出してくれるお気に入り素材を是非、見られていない方はチェックして欲しい。大事な事を忘れていたが、カラーは断然サックスが多いです。白シャツが似合う男性や格好良く着こなす方々はたくさんいる。そこを敢えて避けている自分が居るかもしれませんね....笑
 
そして、最後はこちらの
 
「ブロック ストライプ」
ブリティッシュアメリカンムードを感じれるユーティリティな柄の1つであると感じる。等間隔で走る縦縞模様。ロンドンの某老舗シャツメーカーがストライプ・シャツを一般向けに販売したところ人気を呼んだと言われているようです。
 
何を隠そう、気に入っているポイントは2つである。タイ、ボウタイのバリエーションやスポーツコートの見え方に変化を加える事が出来る為。非常にベーシックでクラシックな柄ゆえに他アイテムが活きるとゆう事。
 
もう一つは何よりも、汗染みや汚れがわかりづらい点である。何言ってるんですか?とツッコミが入りそうだが、とても重要である。等間隔のストライプ柄だからこその利点では無いでしょうか?ワークウェア(ブルーカラー)に於いても多様される柄の模様(ストライプ)として使用されている事にも納得感があるのではないでしょうか。
 
 
と、いった具合で長々と書いていますがクローゼットを見直すと(過去インディビオーダー)殆どがベーシックなものばかりだった…ただ1つ言えることは、『その時の思い出や感覚』をカスタムオーダーで味わえることには間違いない....
 
 
皆様のクローゼットに是非、味のある「カスタムオーダーシャツ」を加えてみては??
ビームス 神戸
山田 正志(弟)

スタッフ投稿から気になる投稿をピックアップ!
『山の眼』
プラジオ金曜日レギュラー 山田兄弟のAll Night BEAMS+ で話題のコーナー『山の眼』
毎月初めに山田兄弟が独断と偏見で決めるこちらのコーナー。
気になったスタイリングを1つずつ選出し、そのスタイリングについて語り合う。そんな人気コーナーを月末のBEAMS PLUS TIMESでも選出することに。
まずは兄 広志から。BEAMS PLUSレーベルより、9月19日 マンマミーヤ田口さんのスタイリング。
「何だか漢らしい表情を醸し出している。それもそのハズ、今シーズンの新型であるライダースジャケットを身に纏っているからだろう。
 
ただ、レザーのそれとは違う。ナイロンの軽快さが、スポーティーな印象を加えている。ダブル合わせのジッパーが、羽織り”こなし”する事で、確かな主張をしている。
 
そんなジャケットのインナーには、50年代なムードある大判のドット柄を覗かしている。しかも開襟型とくれば、漢らしさは上乗せである。一枚で着る勇気が無い方は、是非参考にして欲しい所。柄としてチラッと見えてくる面積を上手く消化しており、オトナな余裕を楽しめている。
 
勿論ダブルのライダースには、5ポケットのデニムが間違いなく相性はいいだろう。モノトーンなスタイルで纏めているのも好印象だ。ややゆとりのあるシルエットながら、緩やかなテーパーが効いたスタイルには、ローテクなスニーカーがハマる。
 
最後に締めるのは、Tシャツ使い。白T、または、リンガーTなんかを合わせてしまう所、グレーの選択はいい。ドットの柄色を活かしたのかは彼のみぞ知る。
 
夜の街並みでの風景が、悪そうなムードながら、オトナな色気を感じる。そんなスタイリングでしょうか。」
続いて弟 正志。BEAMS PLUSレーベルより、9月15日 大崎 優輝さんのスタイリング。
「なんだか、立ち姿が凛凛しい?
 
様になってきた?画面でも伝わるイケメン王子。
 
ブリティッシュアメリカンムード漂うスタイリングで、一見すると定番の組み合わせかと錯覚する。デニム生地でカスタムメイドしたインディビジュアライズドシャツをタイドアップし、英国クラシックを代表する「グレンプラッズ」のシャツジャケットを合わせている。接着芯のみの柔らかな風合いの袖物と、ドライなチノトラウザーズ が相性抜群。英国カントリーサイドに寄せすぎないのは靴のチョイスと彼のキャラクターがそうさせる。
 
ネクタイ、足元のカラーや素材感でグッと都会的?にも見せてくれている。僕は、迷わずブラウンのフルブローグスウェード シューズをコーディネートしてしまうだろう....笑
 
そして、視線の先には大阪は梅田エリア??に向かっているような気がする。9月16日付けでSTAFF 大崎がビームス 梅田に移動しています。是非、関西エリアの方々はお声掛けしてあげてくださいね。」
 
皆様、ぜひスタイリングページをチェックしてみてください。
毎週(月)~(金)の25:00は、『All Night BEAMS PLUS』
みなさま、レギュラー陣に取り上げて欲しい内容もどしどし募集中!!
ブログを見る
ついに、(月)~(日)、Every Day 25:00配信~!ラジオ版『All Night BEAMS+』。
毎夜ラジオ配信中!!
ラジオはこちら

第44回 ライダースジャケット
男心をくすぐるアイテムの一つがライダースジャケット。僕が中学生のころはチーマー、渋カジ全盛期でファッション誌を開けばSchottやVANSONなどが必ず掲載されていました。
サラサラのロングヘアー、ブーツカットにエンジニアブーツにゴローズが定番でしたね。名古屋駅周辺では怖い集団にライダースを強奪される、ライダース狩りというのもあったとか、なかったとか...(笑)
そんな漢気溢れるライダースジャケットを初めて購入したのは中型二輪の免許を取った19歳の時。アメカジ好きですがバイクの好みはロッカーズ。ハーレーよりトライアンフ、ノートンでした。カフェレーサー仕様にカスタムしたHONDAのGB250クラブマンに乗っていた僕が選んだのは、当時フリースジャケットで一世を風靡したNICK AHLEYのシングルライダース。彼自身もヴィンテージノートンを所有するバイク乗りでカッコよかったんですよね~。それを着て意気揚々とバイクを乗り回していました。
しかしながら、重厚なカウレザーの重さと新品ならではの硬さに心が折れまして、バイクアウターの座はクラシックフィットのオイルドビデイルに取って代わりました。雨にも強く、ファーのインナーも脱着できるビデイルはカフェレーサースタイルのバイクにも相性が良かったですね。
閑話休題、24年秋冬でBEAMS PLUSから久しぶりにライダースジャケットがリリースされました。
ジッパーと閉めるとシングルに、少し開けるとダブルにも見えるセミダブルライダース。少しずれたオフセットジッパーが特徴的です。そして何より素材。レザーではなくナイロンのサテンを使用することで軽めの羽織ものとしての提案です。ナイロンサテンにしわ加工を施すことによって凹凸感が出て風合いも抜群に仕上がっています。王道の無骨なコーディネートもいいのですが、ドットのシャツにウールのトラウザーズなんて大人なコーディネートも今シーズンはいいなーと思っています。
紹介アイテムはこちら
BEAMS PLUS マーチャンダイザー
長谷部 慎之介

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皆様、今月号はいかがでしたでしょうか。
残念ながら台風により開催出来なかった名古屋でのBEAMS PLUS LIMITED STORE。
目玉イベントの1つであったMOTOのBACKPACK ORDER EVENTを遅ればせながら名古屋での開催が出来るようになりました。
 
MOTO BACKPACK ORDER EVENT
 
ビームス 名古屋では、9月28日(土)~10月6日(日)までの開催になります。
イベントに合わせて私、スイーツ佐久間が9月28日(土)にビームス 名古屋へ1日お手伝いで行けることになりました!
ご都合がよろしければ、是非足を運んでいただけるとうれしいです。
では来月号の『BEAMS PLUS TIMES』もどうぞお楽しみに。
BEAMS PLUS バイヤー
佐久間 直樹