『BEAMS PLUS TIMES』、いつもご購読頂き誠にありがとうございます。お待たせ致しました、10月号お届けに参りました。
今月はまるっとビームス プラス 丸の内特集。お店に行ったことがない方も、どんなお店か、どんなスタッフがいるのかがこれを読めばわかるはず。(笑)
名物スタッフのMr.Ivy Man 鈴木太二とNick 丹羽へこの1年を振り返ってもらいました。
そしてInformationではカリスマ柳井記者による1周年アニバーサリー企画の情報を公開します。
絶賛準備中な感じも伝わってきます。
それでは、『BEAMS PLUS TIMES』スタートです。
『TRADMENのトラの巻!(番外編)』
トラッドにまつわる話題で盛り上がるこのコーナー、今回のテーマは『ビームス プラス 丸の内 1周年』
11月3日にビームス プラス 丸の内がオープンして1年が経ちます。
stand.fmアプリ内のプラジオにて人気番組であるTRADMEN の All Night BEAMS+ にて特に好評だと聞く本企画。今回は特別にBEAMS PLUS TIMES Verでお届けいたします。
まずは1年前の『サヨナラ僕らのビームス プラス 有楽町』特集も振り返りましょう。
 
今回はビームス プラス 丸の内 店長の鈴木太二と丹羽 望にこの1年を振り返ってもらいました。
ー リロケーション(移転)オープンを振り返って
鈴木)オープンイベントではBEAMS PLUSを盛り上げることではなく、丸の内という街を好きになってもらいたいと考えました。その中でも特に盛り上がったイベントと言えば、BEAMS PLUSのウェアを身に纏った東京大学 ジャズ研究会のLIVEだったかなと。通行人の人たちもつい足をとめて、一体感が生まれていた。まさに洋服と音楽がリンクした瞬間でした。洋服を買いに来る以外にもこの街に来てもらいたいというきっかけづくりにはなれたのかなと思います。三菱地所のコンセプトでもある 丸の内を ”世界で最もインタラクションが活発な街” へということを体現できたと感じています。
*LIVE中の様子
丹羽)このエリアは実は3度目の移転です。今まで地道に取り組んできたものが、いよいよ完成形に入ったのかなと思いました。2008年の旧ビームス プラス 丸の内では、誰もその存在なんて知らないような状態でした。2014年に旧ビームス プラス 有楽町に移転して現在に至ります。最初は「こんなに人が来ないものかと途方に暮れてました。(笑)」それから色々なことが結びつき合ってBEAMS PLUSの海外での知名度も高まりマッチングし始めました。
 
鈴木)入店客数は旧有楽町のときと比べて2割ほど増えています。特に海外のお客様の目的来店の多さに驚かされています。そして改めて丸の内仲通りの景観を楽しみながら歩いていると、「ここで働いているんだ。」と思います。だから今はここのお店以外で働くことを考えられないです。
ー 有楽町から丸の内に移転してからの変化~変わるものと変わらないもの~
丹羽)大きな変化はないけれど、たまに王道でないコーディネートを若いスタッフを中心に見るようになった。例えばスタッフ落合がスポーツコートにフェードしたデニムトラウザーズを合わせていたり。これは以前の彼はやらなかったのではないかと思います。それと河野はスポーツコートの下にシャンブレーシャツ、そしてヘンリーネックを覗かせていたり。幅の広さを感じます。
 
・落合のスタイリング
・河野のスタイリング
 
少し話は逸れますが、もともとはこのエリアにアメトラのグレースーツを着た人を増やそうと、初代ディレクターの草野さん(現KENNETH FIELD デザイナー)と話していました。だからブラックカーフのシューズだけを集めたブラックカーフコレクションをやってみたりと色々と取り組んでいました。クールビズなど時代の流れもあったりする中でも残すべきところは継承していきたいとは思っています。
 
鈴木)僕も基本的には変わりません。例えば昔ながらのものを使って着るというのがモットーなので、ハイテク素材を使って何かしようと考える頭は持っていません。そこは変わらず大事にしていきたいです。人から何やっているんだと言われようが、拘っていることがあり、それが楽しいと感じる。そこが一番大切だと思っています。多少格好良いものには我慢はつきものだと思ってますので。
ー 今、ビームス プラス 丸の内で買える2024年秋冬シーズンおすすめアイテム
鈴木)MOON社のツイードを使用したスポーツコートです。これは目付370gグラムと比較的ライトウェイト寄りのツイードを選びました。クラシックな見た目は残しつつ、日本の気候を考え、軽さと着やすさを両立させた1着です。
ただ、ツイードは本来長年着用して馴染ませると思っているので、そんな方にはスポーツコートオーダーフェアでラインナップするようにしています。ちなみに僕が今着ているのはパーソナルオーダーした目付け490gの総裏仕立てです。
丹羽)TUBEの捻くれたラインナップは毎シーズン魅力的です。今シーズン早速購入したシャツアウターは袖のリブやドローコードのディテールが新鮮で、何よりも良い意味で変な生地であり、初見だなと。他にもおそらくガンクラブチェックの生地を横向きに使用していたり、ジャケットはウエスタンヨークが付いていたり、4つボタン段返りになっていたり。どれもツイストされているのが面白いです。
ー 1年間のイベントを振り返って
鈴木)休んでいる暇がなくて楽しかったですね。ときには同じ月に2つイベントがあったり。もう1、2イベントやれたと思っています。
 
丹羽)私はGHURKAのイベントで、代表のロバートがこのお店に来てくれたことが記憶に残っています。面白いことにお客様が実際に愛用しているGHURKAを身につけて登場して見せ合っていたりしていて、新しい景色が見れたと思っています。そしてロバートのスタイリングもブレザーにセメントカラーのチノトラウザーというスタイリングも好印象でした。これからも長く続けていきたいイベントです。
鈴木)GHURKAは丸の内に移転すると決まった段階で絶対にやらなければならないブランドでした。なので企画会議で提案させてもらって、運よくオープン1年以内のタイミングで再度展開できることが決まりました。過去にも展開はしていましたが、リセットして改めて僕たちから世の中へ広めていくという実感を感じたとともに、共に成長しなければならない使命感も感じています。
 
鈴木)定例イベントも移転して改めて知っていただくことも増えました。スポーツコートオーダーフェアやINDIVIDUALIZED SHIRTSのトランクショーでは、特にInstagramのLIVEをきっかけにご来店いただくことが増えています。またイベントに合わせて地方在住のお客様もそのタイミングでご来店いただくなど、イベントを楽しみにするお客様も増えました。最近だとスポーツコートオーダーイベントで丹羽さんによるNick's Choiceという企画もスタートさせました。2024年春に丹羽さんが原宿から丸の内へ戻ってきて、絶対にNick's Choiceはやりたいと思っていました。ミスター丸の内と言えば初代店長である丹羽さんですから。
 
丹羽)これは実際に自分が生地屋へ足を運び、自分が気になった生地をピックアップしています。今私が着用しているスポーツコートもそう。まるで柔道着のようなブラックの生地。これは残念ながら私しかオーダーは入りませんでしたが。(笑)
オーダーイベント全体を通して、久しぶりに丸の内へ戻ってきたらオーダーするお客様の理解度の深さに少し驚きました。「アメリカだからね。」なんて笑いながらお客様が話す姿を見て、回数を重ねるごとにお客様も慣れてきたのかもしれません。それと補正の多さにも驚きました。自分はオーダーしたスポーツコートも水洗いしたりしてしまうのであまり気にしませんが、とにかく太二さんも私もまだまだ研究中です。
鈴木)あとはSETTLEMIER'Sも印象に残っています。僕は40代後半のいわゆるスタジャン(バーシティジャケット)世代。90年代ぐらいまでは街中で見かけることも多かったですが、今は皆無。ただいざイベントを開催するとバーシティジャケットファンの方々が次々と店舗に目掛けていただいたのを目にして、潜在的な需要はまだまだあると感じました。このイベントに関しては普段からご愛用いただいているお客様ではなく、Instagramを見て初めてご来店いただく方も非常に多かったです。
 
他にも金型から別注モデルを作成したMOSCOTのイベントも思い出深いです。まるでリーバイス501のような絶対定番モデルのLEMTOSHにテコ入れする禁断の別注作品。誰も予想だにしなかったことが起きて、衝撃を受けました。僕は2008年入社で、翌年に初めてMOSCOTをビームスで日本展開することになり、今まで細く長く続けていることでBEAMS PLUSのメガネはMOSCOTと根付いた。今だから思うけど僕たちだからLEMTOSHにテコ入れ出来たのだと思います。それとREMI RELIEFも同じ時期だったと記憶しています。デザイナーの後藤さんが当時入社したての僕にまで丁寧にご挨拶に来てくれたのを覚えてます。
 
丹羽)INDIVIDUALIZED SHIRTSの最初のトランクショーはお店にお客様と集合して、車で今はなきホテル西洋銀座に向かってました。ホテルの1室で本国の方がメジャーリングしてオーダーするというシステム。未だにイベントが続けられているMOSCOT、REMI RELIEF、INDIVIDUALIZED SHIRTS。どれもBEAMS PLUSが日本で初めて取り扱ったブランドでした。お取引先様とお互いに成長できたから今がある。だからこれからも長く続けていきたいです。
ー 2年目に向けて
丹羽)まだまだファンを増やしたいです。アメリカらしい重衣料を着る楽しさをもっと知ってもらいたい。あとは昔アイビー世代だった人にもう一度戻って欲しいです。例えば普段はBEAMS Fをご愛用いただいている方も、昔はきっとアイビーっぽい恰好をしていたはず。いつもではなくても良いから、「たまにはいいか。」なんて言いながら、同級生に会うときはアメトラの恰好をするとか。それとビームス プラス 丸の内には、若いスタッフも ”丸の内” 流儀の服が本当に好きな人がいる。そんな人を増やしたい。教え込まれて好きになるだけでなく、もともとちゃんと何か反応するものがあって、そしてまわりから教えられて更に好きになる。そんな人を増やしたいです。
 
鈴木)僕はモテ服にしたいですね。やっぱり60年代のMen's Clubなどを見ていると、モテ服として提案されている。アメトラって何が良いかと言うと、“人に威圧を与えない” ということだと思っています。丹羽さんが言っていた同級生に会うときはアメトラの恰好をするというのもそういうこと。僕はお客様が欲しいと思う1か月前の恰好をすることを意識してます。だから既にツイードを着ているのだけど、これが僕の生業だと思っています。だからモテ服になることで若い人にもっともっと入ってもらったり注目してくれると良いと思います。自然と街の景色に馴染むというスタイル。季節それぞれの素材があって、色がある。それを身に纏う面白さを広めていきたい。
ビームス プラス 丸の内
鈴木 太二
ビームス プラス 丸の内
丹羽 望

『丸の内で逢いましょう。』
BEAMS PLUS TIMESをご覧の皆様、カリスマYANAIです。
さて、ビームス プラス 丸の内が有楽町からリロケーションして早1年を迎えることが出来ました。これも皆様が普段からご愛顧いただいている他ございません。本当にありがとうございます。
 
既にスイーツ佐久間記者がビームス プラス 丸の内の2トップを取材し、店舗の1年間を振り返ったかと思います。
とてもとても濃密な1年間で、思い返せば色々なローンチやイベントが盛り沢山でしたね!ゾッとする位に・・・(笑)
こちらでは現在絶賛進行中のイベント準備や11月3日に合わせたローンチについてほんの少し触れさせて頂きます。
2023年 11月3日 文化の日にビームス プラス 丸の内が無事リロケーションオープンを果たし、丸の内仲通りという素晴らしいロケーションでお店を構えることができました。
多くの方々にご来店いただき、今思い返しても自分の中ではビームス人生でとても記憶に残る1日でした。
そんな記念すべきリロケーションイベントの2日間は、お店の前の通り『丸の内仲通り』をBEAMS PLUSがジャックし、様々なイベントを開催。ご来場いただいた方は記憶に新しいかと思いますが、丸の内仲通りでは様々なコンテンツで盛り上がりましたね。
ビームス プラス 丸の内らしさであったり、丸の内という街と一緒に盛り上げたい、そんな意味合いを込めてジャズバンドの演奏だったり、レザーアイテムのワークショップ、ビームス プラス 丸の内と関係性あるブランドデザイナー様のインスタレーション、レザーシューズのシューシャインサービス、イベントの一息にコーヒーの提供、そしてBEAMSのトラックが横付けしてプラジオ収録・・・本当にこれでもかという位、コンテンツを用意し、盛り上がりを見せてくれました。
 
2024年11月3日、ビームス プラス 丸の内の1周年を記念し、また今回も『丸の内仲通り』をジャックし、イベントを開催いたします。 昨年の様々なコンテンツとは一転し、今年は仲通りをより憩いの場として満喫頂くために・・・『BEAMS PLUS MARUNOUCHI 1st Anniversary -Jazz Festival-』と題し、ジャズバンドの演奏で仲通りを音楽で彩ってもらいます。
普段から耳にする音楽。自分も音楽は好きで、1人の時は大抵イヤホンで音楽を聞いています。ただ、昨年のイベント時のとても印象的だった光景は、皆で楽しむ音楽というのを耳だけでなく、目でも楽しめたこと。LIVEとかはそうでしょ、と思っていたものの、大学生(昨年駆けつけてくれたのは東京大学のジャズ研究会『UTOKYO JAZZ』)が一生懸命に演奏しているのを、待ちゆく人が足を止め、6人の演奏に釘付けになっている光景。イベントを目的として来ていただいている方も多くいらっしゃいましたが、たまたま通りがかりの方々が足を止め、演奏を楽しみ、最後は拍手で讃える光景を見たのが本当に印象的でした。
音楽ジャンルの好みとか、有名アーティストとかそんなのは関係なく、UTOKYO JAZZ皆様の熱量ある生演奏の功績でした。
そんなジャズバンドの演奏は今回も絶対したい、とイベントMTGで満場一致。他のイベントコンテンツの候補も色々とありましたが・・・今回は “音楽” に重点を置き、丸の内仲通りを音楽で盛り上げたいと思います。
昨年、見事に街の人々の心を鷲掴みにしてくれた東京大学ジャズ研究会『UTOKYO JAZZ』はもちろん、一橋大学と早稲田大学のジャズバンドも参戦してくれます。今回は仲通りのイベントスペースをジャックし、ずっとジャズバンドの生演奏をお楽しみ頂けます。店内でお買い物を楽しみながら、店外でゆっくりと一息つきながら・・・
洋服だけでなく、音楽で皆様と楽しいひと時を過ごせればと思います。
 
そんなジャズ演奏を聴きながら、コーヒーや紅茶で一息を。
今年も〈Ralph's Coffee〉が駆け付けてくれます。アメリカンスピリット溢れるRalph Laurenが手がけるカフェ業態でもあり、ホワイトとグリーンの色調がアメリカ好きの方には誰しもがイメージつく!?のではないでしょうか。
Ralph Laurenのアメリカンクラシックと高級感ある世界観を表現し、自分の中では『買うだけでもアガる』カフェブランドです。飲み物の提供だけでなく、表現する箱(お店や移動式のカフェ車)やスタッフの制服、カップ、グッズ、メニューのネーミング、どれも抜かり無しのRalph's Coffee。だからこそ飲み物としてだけでなく、色々と視覚的に楽しませてくれるところも魅力的です。
世界的に展開して、高い人気を誇るRalph's Coffee。とてもありがたいことに今回もビームス プラス 丸の内の1周年イベントに参画してくれます。昨年よりもドリンクメニューの幅を広げ、より多くの方に寛ぎの一杯を注いでくれます。
当日は目を引くRalph's Coffeeの移動式カフェ車『シトロエン』がお店に横付けされ、トラディショナルなユニフォームスタイルのスタッフ、イベント限定のカップスリーブ等、Ralph's Coffeeの世界観をご堪能ください。
 
今年の文化の日も丸の内仲通りは賑やかになりそうですね。お買い物や散策、休憩がてらに是非皆様遊びにいらして下さいませ。
 
大々的に店外のイベントを開催いたしますが、もちろん店内でもしっかりローンチアイテムをセットしております。
ここは現在絶賛準備中なので、ほんの少しだけご紹介を。
日本が誇るスウェットブランド〈LOOPWHEELER〉からは昨年即完売となったヘビーウェイトシリーズから新色がリリース。さらにBEAMS PLUSとLOOPWHEELERは実は同い年。両ブランドを祝し、デザイナーであり、吊り編みのスペシャリスト鈴木氏が手がけるスペシャルな生地が登場します。詳しくはまだお伝えできませんが・・・スウェットシャツと思って袖を通すと、誰しもが驚き、魅了されるはずです。乞うご期待下さい。
続いては毎年大人気の〈Jamieson's Knitwear〉。シェットランド島最古のニットファクトリー。紡績メーカーでもあり、未だにシェットランドウール100%を使用して編まれるニットウェアはまさにトラディショナル。最大の特徴はやはりナチュラルに染め上げられた糸を使い、編まれる伝統的なフェアアイルパターン。今年もBEAMS PLUS別注の柄を用い、絶妙な配色のニットベストをご用意しています。更に今年は新型も仕込んでいます。ぐっとシーズンを感じさせてくれるニットウェアを楽しみにしてて下さい。
お次はBEAMS PLUS Tailor Lineでもお馴染み神戸のテーラーI.J.I unitから〈Jizi〉が登場。I.J.I unitのブランドであり、社長でもありテーラー業界では有名な井地 八郎氏が手掛けるブランドです。今まではBEAMS PLUS製品を裏方として製作して頂きましたが、実はI.J.I unitの創業はBEAMS PLUSと同じ1999年の同い年。25周年を期に、JiziとBEAMS PLUSで何か作りませんかとの事で今回の企画がスタートしました。カジュアルにアメリカンスタイルを楽しめる1着がリリースされます。タータンチェックを基調として、BEAMS PLUSお得意のパネル使い、テーラーが作るカジュアルなシャツジャケット。
既にここまでで息切れ気味ですが・・・まだあります。今年の3月に改めて取り扱いがスタートしたラゲッジブランドからは〈GHURKA〉をお披露目。過去のモデルを現代的な使用にアップデートさせ、伝統と革新を大事にしているMADE in USAのラゲッジブランドです。GHURKAの通常コレクションからは新型を含めていくつか買い付けしております。もちろん別注のアイテムもご用意。ブランドオーナーでもあるRobert氏が「アメリカでは都会の事を"City"って呼ぶんだ」と。モダンで洗練された土地の呼び方をその時教えてくれました。そんな"City"をキーワードに、BEAMS PLUS別注としてとあるモデルがリリースいたします。
 
恐らく、以上となります。・・・恐らくですが。(笑)
店内でも、店外でも、11月3日(日)はきっと盛り上がるでしょう。
では皆さま、丸の内で逢いましょう。
BEAMS PLUSバイヤー
柳井 純一

『BEAMS PLUSのNEXT百名品』
BEAMS PLUS Painter Pants Denim
38-24-0194-791
大好評のWebコンテンツ「BEAMSの百名品」。
そこには載せられなかった名品がBEAMS PLUSにはまだまだございます。
それらの名品を「BEAMS PLUSのNEXT 百名品」として紹介していきます。
 
何の疑問もなく使っている名称ってありますよね。その一つが「ペインターパンツ」。
その名の通り塗装工、絵描きが履くパンツとされていますが、ハンマーループが付いていると?
はい、それは正式にはカーペンター(大工)パンツになりますが、今ではハンマーループがあろうがあるまいがペインターパンツとして名が通っています。
実際のところはどうだったのだろうかと、弊社にある1940~60年代のアメリカの通販カタログを辿るとペインターパンツもカーペンターパンツという名称も見当たりません。ワークウェアのページでそれらは全てBand Top(バンドトップ)という名称で販売されていました。ポケットには定規、ペンチ、ハンマーループと記載がありますが、用途は限定してなく、ワーカー全般に履いてもらうパンツだったと思います。
素材はデニムかヒッコリーストライプ、トリプルステッチ、補強リベット、サイドに配置された複数の小型ポケット、ハンマーループが一般的でしょうか。
さて、BEAMS PLUSのペインターパンツはというと、右サイドのツールポケットをデザインのアクセントにしつつ、ハンマーループやダブルニーを付けないことでクラシックかつ重厚過ぎない、汎用性の高いデザインとなっていて、サイドやバックヨークのトリプルステッチがワークスタイルを演出しています。デニムは12オンス。通年履いていただけるデニム生地となっています。色は同じデニム生地でワンウォッシュとUSED加工を用意。ワンウォッシュは白ステッチ、USEDはオレンジステッチで縫製していますので見え方は全く違います。ワンウォッシュはクリーンなコーディネートにもはまるかと思います。
過剰な演出はせず、ディティールをそぎ落としているので、正面から見るとワークパンツの雰囲気があまり出ないのがコーディネートをしやすくしているのかもしれません。毎シーズン多めに発注しているのですがそれを上回る売れ行きで、気付いたら色サイズが欠けてしまうそんな隠れた逸品です。

スタッフ投稿から気になる投稿をピックアップ!
『山の眼』
プラジオ金曜日レギュラー 山田兄弟のAll Night BEAMS+ で話題のコーナー『山の眼』
毎月初めに山田兄弟が独断と偏見で決めるこちらのコーナー。
気になったスタイリングを1つずつ選出し、そのスタイリングについて語り合う。そんな人気コーナーを月末のBEAMS PLUS TIMESでも選出することに。
まずは兄 広志から。BEAMS PLUSレーベルより、9月19日 すずき しゅうじさんのスタイリング。
「陽射しの良い背景も手伝い、インド生地のパッチワークシャツの賑やかさが、馴染むように自然に溶け込んでいる。
お馴染みのクラシックフィットが、羽織り “こなし” を可能にし、SWEATをインナーにしても快適な様子なのか?程良くフェードした色合いのグリーンを持ってくるあたりは彼らしく、参考になる。フェードしたインド生地だからこそなのだろうけど、自分だったら想像しない色合わせ。
シャツを脱いでもチノトラウザーズとの相性は抜群。どこそこの学校出身なムードで、普段着らしい演出は、完全なる私好み。その日常に華やかさを与えているシャツに加え、インディアンジュエリーを身に付けるとなると、最早言う事無し笑
極めつけは、迷彩のハット。ここで、コレを持ってくるか?と混乱しながらも、ミリタリーを感じるトラウザーズで納得。
単なる懐古主義にならないのは、色合わせと、柄合わせ?的なところでしょう。
帽子に手を掛けた仕草、その優しさ伝わる表情と陽射しが、何やら肩肘張らないリラックスムードを醸し出しているスタイリングではないでしょうか。」
続いて弟 正志。BEAMS PLUSレーベルより、10月12日 坂本 翔一さんのスタイリング。
「BEAMS PLUSのBOX‐FIT ミリタリーサージのセットアップをメインにスタイリングしている坂本さん。
ここ最近の彼のスタイリングや、体型に合わせた補正等をしていて工夫が見られている。 若手STAFFながら、格好良い。褒めるのはこれくらいにしておいて、今回の装いも興味深い....
ミリタリー背景で生地を落とし込んだNEW FABRICであるサージ生地にシャツはインディビの過去のトピックス生地。
ミリタリー出自で配色を取り入れたタッターソールチェックを取り入れている。
一見すると、ベージュのスポーツコートとタッターソールにケーブル編みニットタイと
アメリカントラッドなムード漂う着こなし。まさにここがポイントであり、チョイスポイント(個人的に)
絶妙なMIX感で、なんだか今風な装い?に見える。全体のシルエットもそう思う理由の一つであろう。
ミリタリー、アメリカントラディショナル、そしてブリティッシュ要素も感じてしまうのは僕(正志)だけでしょうか??
彼のスタイリング文言をチェックすると、「真面目な合わせ」とキーワードがあるが、全くそうではなく、ファッションしているように感じる。笑
坂本さん、甘辛コメントをご了承下さい。笑
あくまで独断と偏見コメントですが....
裾幅、23㎝以上ある?迫力あるバランスです。
シャツ、ネクタイをしていてもセットアップスタイルを軽快に見せているGOOD STYLING....
ここで、ブラックカーフの表側シューズだと、シャツやネクタイのチョイスが変わるのでしょうね....」
 
皆様、ぜひスタイリングページをチェックしてみてください。
毎週(月)~(金)の25:00は、『All Night BEAMS PLUS』
みなさま、レギュラー陣に取り上げて欲しい内容もどしどし募集中!!
ブログを見る
ついに、(月)~(日)、Every Day 25:00配信~!ラジオ版『All Night BEAMS+』。
毎夜ラジオ配信中!!
ラジオはこちら

第45回 復活 RRL AH77
我々BEAMS PLUSは2024年が25周年。春から色々なブランドとのコラボレーションや台湾でリミテッドストア開催など行ってきましたが、まだまだ続きます。
そのうちの一つがRRL(ダブルアールエル)。
今シーズンは、2019年のBEAMS PLUS20周年の目玉として別注をお願いしたAH-77 チノが3年ぶりに復活。そして同型のコーデュロイ素材が新作として誕生します。
 
モデル名のAH-77はミスターラルフローレンが衣装を手掛けた映画「アニーホール(Annie Hall)」に由来。ウッデイアレンが着用しているインタックの2プリーツチノを再現しながら、股上の深さと裾に向かい緩やかにテーパードをさせて現代的にアップデートしています。
アイデアをRRLチームに投げた時の返答は「RRLの表現する年代設定とフィットしない。」「あのチノはPOLO RALPHLAURENの商品であり大事なアーカイブであること」「ミスターラルフローレンの宝物の存在であること」というトリプルパンチを食らい、却下されました。
まあ当然と言えば当然ですよね(笑)
しかし、その後奇跡が起きます。
BEAMS PLUSディレクターの熱意あるプレゼンの効果があったのか、なんと「RRLでは受けられないが、POLO RALPHLAUREN レーベルでは受けられる、そしてそのプロデュースをRRLチームで請け負う。」との返答が!
RRLとPOLO RALPHLAURENがタッグを組み、BEAMS PLUSの別注を作るという夢のようなコラボレーションに着地。
という経緯からAH-77にはPOLO RALPHLAURENのネームが付く、他の別注とは一線を画すスペシャルな企画なんです。
今回はウエスト28.29.30.31.32.33.34.36の8サイズに対し、レングスは30と32の2サイズで展開します。
履き込みすぎて再販を待ち望んでいた方、サイズアウトして買い直ししたかった方、大変お待たせしました。チノは11月3日、BEAMS PLUS 丸の内の1周年に合わせて発売となります。
そして冬には8ウェルの太畝コーデュロイのダークブラウンが登場します。こちらはRRLチームによるウィンドウディスプレイとともに登場する予定です。
お楽しみにお待ちください。
BEAMS PLUS マーチャンダイザー
長谷部 慎之介

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皆様、今月号はいかがでしたでしょうか。
ビームス プラス 原宿では、PALACE SKATEBOARDSとのコラボレーション企画のローンチで大盛り上がりでした。実は発売前に関係者向けのローンチパーティも開催。
パーティには弊社の社長と副社長も参戦。感慨深い一夜でした。
そんな余韻に浸っている間もなく、11月3日はビームス プラス 丸の内の1周年。
この日は僕らBEAMS PLUSのオフィススタッフも丸の内に集合する予定です。
是非みなさまのご来場をお待ちしております。
 
では来月号の『BEAMS PLUS TIMES』もどうぞお楽しみに。
BEAMS PLUS バイヤー
佐久間 直樹