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『BEAMS PLUSのNEXT百名品』
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BEAMS PLUS【別注】WAREHOUSE & CO. / Lot 4601 Print Tshirt #1
38-08-0073-386
BEAMS PLUS【別注】WAREHOUSE & CO. / Lot 4601 Print Tshirt #2
38-08-0103-386
BEAMS PLUS【別注】WAREHOUSE & CO. / Lot 4601 Print Tshirt #3
38-08-0104-386
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大好評のWebコンテンツ「BEAMSの百名品」。
そこには載せられなかった名品がBEAMS PLUSにはまだまだございます。
それらの名品を「BEAMS PLUSのNEXT 百名品」として紹介していきます。
古着屋の片隅で、妙にそそるTシャツに出会うことがある。色褪せてるけど存在感があって、よく見るとステッチのピッチが揃ってる。ああ、昔のTシャツって、こんなにも丁寧だったんだなって思う。でも、それを現代にちゃんと蘇らせてるブランドって、実はそう多くない。
WAREHOUSEは、その数少ないひとつ。
アメカジを単なる“雰囲気”で済ませず、糸の太さ、撚りの甘さ、編みの密度に至るまで、細部をとことん掘り下げて再現する。で、BEAMS PLUSとの別注ともなれば、もうこれは“服バカたちの執念の結晶”みたいなTシャツになっている。
生地は“シャドウボーダー”。12番のムラ糸を、旧式のローゲージ編み機でゆっくりゆっくり編み上げる。表面にほんのり浮かぶ陰影が、無地のTシャツに奥行きを与えていて、これがまた実にいい。少し肉厚なのに柔らかくて、干したあとに“クタッ”となった姿が、なんとも愛おしい。
ネックまわりは、あえてパイピング。見た目はクラシックで、しかも伸びにくい。新品の時はやや詰まり気味だけど、洗うたびにゆるく馴染んでくる感じがちょうどいい。数年着てる今でも全然へたらない。
プリントもまた、こだわりだらけ。杢グレーは顔料の染み込み。インクが生地にじわっと入り込んで、もう最初から10年着たみたいな味が出てる。他のカラーはラバーやフロッキーで、これがまた洗うごとにちょっとずつ剥がれていく。むしろそれが楽しみっていう人、多いと思う。
柔らかくて、もっちりしてて、着心地は言うまでもない。でもってヴィンテージ感もあるし、ディテールも凝ってる。クローゼットに何枚あっても、また欲しくなるやつ。
洗うと少し縮むから、サイズ選びは注意した方がいい。まあ、それも含めてこのTシャツの“癖”というか、“味”だと思ってる。毎回すぐ完売しちゃうから、いつでも買い足せるとは限らない。だから見つけたときが、買いどきだ。
こういうTシャツが1枚あると、夏がちょっと楽しみになる。
Tシャツのくせに、そんな気分にさせてくれる。
買った瞬間より、数年後に好きになってる──そんなTシャツはNEXT百名品入りでしょ。
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